いつものようにユキを連れて名古屋へ帰ってきて、玄関脇に繋いでおいたところ、夕方の僅かな間に姿を消してしまった。家人と手分けをして夜遅くまで訪ね歩いたけど、手がかりがまったく無かった。早朝もう一度範囲を広げて自転車で探したけど、やはり見つからなかった。その後、保健所と警察の遺失物係へ,犬種,特徴、飼い主の連絡先などを届けておいた。半ばあきらめていた所へ、近くの飲食店から犬を預かっているとの吉報が入り、大喜びでむかえに行ったところ、間違いなく探していたユキであった。エサや水を与えて一晩世話をして、翌日保健所に連絡したところ、飼い主が特定できたので連絡をしたと説明された。その人の話によると、ホームレスのような人が、お店の前の花壇に繋いだまま居なくなったとのことである。 市内全域の保健所と動物愛護教会の情報が一元化されているので、届出をしておけば見つかる可能性はある。しかし、リードにアルミのカラビナを使ってフェンスに固定しておいたのに、どうしてリードごと消えてしまったのか未だに分らない。ユキは器用な犬なので、取り外しの方法を学習してしいたのかもしれないし、意図的に持ち去ったけど、お転婆娘に手を焼いて放置したのかもしれない。ユキは何も無かったかのようにのんびりと昼寝をしているけど、事の真相は彼女しか分らない。いずれにしろ親切な人に保護されたことと、保健所の情報システムに救われたけど、都会で犬を飼うときは、どこに繋いでおくかとか、迷子札を付けるなど、飼い主の管理責任のあり方も考えさせられた。
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