放射冷却で今朝の冷え込みは強く、外の気温は-9℃を指していた。
太陽が昇れば気温も上がり、雪面に反射する光が眩しい。
日差しが強くなったので、南斜面の雪は見る見る融けていく。
水路をふさいでいた雪も無くなり、雪解け水が勢いよくほとばしっている。
しばらく見ない間に、日向のねこ柳は殻を破って、暖かそうな綿毛をまとって開いていた。
杉の木も赤錆色に変色した実をたわわに付けて、今にも花粉を飛ばしそうだ。
山に入る猟師も雪が少なくて、足跡を探すのが大変だとぼやいていた。
日陰の作業場は、お昼近くになってようやく気温もプラスになった。
冷蔵庫の中では、長時間の細かい作業が出来ないので、能率が上がらない。
夕方から雪になるようだが、冬の合い間に春の兆しを目にするようになった。