今日で2月も終わるが、春を先取りしたような穏やかな日和になった。
周りの雪はどんどん消えて、やわらかい陽光以外にも春の兆しを目にするようになった。
水路の脇には、雪の間から蕗のとうがたくさん顔を出していた。
南斜面の水仙も蕾が膨らみ、開花を楽しみにしていたら、イノシシに荒らされていた。
自生している笹ゆりの球根はよく食べられるが、水仙の被害は珍しい。
そばに仕掛けてあった罠には、おいしそうな餌が入っていたのに、見向きもしないようだ。
ねこ柳の綿毛が膨らみ暖かそうだが、鋭い棘をまとったタラの芽は冬のままだ。
山里は春と冬が同居しながら、少しずつ暖かくなっていく。