昨夜から降り始めた雪が、今朝も舞っていた。
今年は雪雲が何日も居座って、見る見るうちに積もっていくような激しいドカ雪はない。
淡雪や粉雪が短時間舞っただけで、すぐにお終いになってしまう。
空は明かるいし、裏山で風が唸っていたので、天気は良くなるだろうと思っていたら、お昼ごろには雲一つ無い晴天になった。
薄っすらとおしろいをのせた程度に黒い地肌を覆っていた雪も、瞬く間に消えていった。
強い風がもやや雲を吹き飛ばしたのか、明る過ぎるくらいの空になった。
朝のうちは真っ白だったが、南斜面の雪はすぐに消えていく。
風は冷たいが、太陽の光は春そのものになって来た。
乗鞍岳は裾の方にも雪が少し下りてきて、いつもより量感を増していた。