名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

春木山

2009年02月02日 | セカンドルーム

 

先日は陽だまりで蕗のとうを見つけて、早い春の訪れにびっくりした。
いつもは早春に残雪を割って顔を出すのに、数日間の暖かさで雪のしとねを剥がされて、蕗もびっくりしたことだろう。
飛騨地方も2月に入って再び真冬に戻り、あわてて顔を出した蕾も雪の下に隠れてしまった。
今日は陽射しに誘われて裏山に入り、先日途中で切り上げてしまった作業の続きをやった。


伐り倒してあった楢の木の枝を払い、幹を1m程の長さに玉切りする作業である。
足場も悪く要領も悪いので、僅かな仕事にずいぶん時間が掛かってしまう。


氷点下の裏山は手の感覚が無くなるほど冷たかったが、体は湯気が出るほど暑くなった。
飛騨では2月になると、山に入って薪を切り、積み上げて乾燥し翌年の冬にそれを使う。
薪のことを春木と云い、薪が積んであるところを春木棚、山へ木を伐りに行くことを春木山というが、囲炉裏やかまどが無くなった今は、お年寄りしか使わない言葉になってしまった。
他所から来た者が、まねごとの春木山を楽しんでいる。

コメント (2)
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