昨日の午後、高山を発って名古屋に向かった。
2週続きの往復となったが、春は何かと用が多く通う回数も増える。
3時頃家を出た時は雪が降っていたが、高山の町に入ったら雨に変わっていた。
清見町辺りから雪になり、西ウレ峠にさしかかる頃は横殴りの雪で、視界が遮られるほどの荒れ模様になった。
途中で脇へ突っ込んでいる車や、レッカーで引かれている車に出会い、スピードを落として運転していたが、下りの左カーブで車が急にスリップし始めて、反対車線を越えてガードレールにぶつけてしまった。
対向車も後続車も無かったので大事に至らず、ガードレールのお陰で転落を免れたのは幸運だった。
フロントバンパーが凹んだ程度で、走行には支障がなく無事名古屋に着いてほっとした。
路面が濡れてシャーベット状の雪は滑りやすいことも、スリップすれば4駆でもスタッドレスタイヤでもコントロール出来ないことは分っていたが、どこかに隙があったのかも知れない。
家人からは、「もう無理なんじゃない」と言われてしまったが、注意力や反射神経が鈍っていることは自覚していても、今まで出来たことの感覚が体にしみ込んでいるのが一番の原因だと思った。
山に登っていても、何でもない所でつまずいたり滑ったりすることが多くなったのも同じ事で、頭で分っていても体が反応しない現実をまた一つ突きつけられた。