笠が岳を望む
昨日は暖かい陽気に誘われて、日影平へスノートレッキングに行ってきた。
日陰平は、高山市岩井町の「国立乗鞍青少年交流の家」あたり一帯の高原をいう。
近いこともあって、四季を問わず訪れているが、真冬か残雪の頃が好きだ。
交流の家を起点に、遊歩道やオリエンテーリングコースが整備されていて、春の新緑や夏の涼風、秋の紅葉を求めて訪れる人は多い。
日影平は、ナラ、ブナ、シラカバ、ダケカンバなどの広葉樹と、カラマツ、モミ、ツガなどの針葉樹林が入り混じって、美しい森を作っている。
乗鞍岳から西に延びる尾根は、分水嶺を形成し1.500mから2.000m級の山々が連なっている。
同じ山域に飛騨高山スキー場もあるので、道路はいつもきれいに除雪してある。
今日は、交流の家の裏手から乗鞍岳方面の日影峠に向かって歩いた。
カラマツやツガの森を抜けると、峠の分岐点に着き、まっすぐ進むと丸黒山から乗鞍岳山頂方面、左は日影平山へ、右は御岳見晴台からカブト山を経てスキー場へと続いている。
峠から御岳遠望
当日は午前中だけの晴天だったので、御岳見晴台を往復したあと日影平山に登って、帰りは森の中を散策しながら麓に向かった。
御岳見晴台
日影平山山頂
雪の無い時期は下草や笹が生い茂って、遊歩道以外は歩くことが出来ないが、今はスノーシューを履いて森の中を自由に歩き回ることが出来る。
人が訪れない静かな雪山は、アニマルトラッキングやバードウォチィングなど、日ごろは味わえない楽しみもある。