今朝は、明け方の激しい雨音で目が覚めた。
トタン葺きの屋根は、小さな雨粒でもはねる音が部屋まで聞こえてくるので、外を見なくても降り様が分かる。
このあたりの古い家は、くれ葺き屋根(ネズコやクリを板割りにして屋根を葺きその上に石を置く)であったが、ほとんどトタン張りにかわっている。
今朝も目覚まし時計並みの雨音は、かなり降ったようだが、起きた時には小降りになり、間もなく雲が切れて陽が射し始めた。
庭や畑の雪もすっかり消えてしまったので、冬を仕舞って春を迎える準備をした。
冬の間、出入りすることの無かった2階の窓を開放し、久し振りに部屋の空気を入れ替えて掃除をした。
昔使っていた囲炉裏の煙で煤けた部屋は、床が居間の天井板になっているので、たまに掃除をしておかないと隙間から埃や虫が落ちてくる。
除雪用のシャベルやスノーダンプを片付け、配管に巻いてあった凍結防止用のヒーターも取り外した。
去年の12月以来凍結して使えなかった風呂場の蛇口をひねると、真っ赤な水が出た後、湯沸かし器も正常に作動した。
苔やカビの生えていたタイルや浴槽を洗い、洗濯機もピカピカに磨いた。
母屋の外にある風呂場は、凍結しなくても冬は寒くて使わないが、今日は今年になって初めて家の風呂を沸かした。
洗濯機も使えるようになって、コインランドリーへ行かなくて済むが、週1回の温泉通いが無くなるのがちょっと寂しい。
宿敵韓国に雪辱し、掃除や洗濯も終わって気分の良いところでゆっくり風呂に入り、身も心もさっぱりとして春の準備を終わった。