名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

散歩コースには昔の名残が

2009年12月09日 | セカンドルーム

 

今日は1日中曇っていたが、昨日に比べると暖かくて、池も氷は張っていなかった。
相変わらず寒暖の差が激しく、外へ出るときの服装がその日によって変わるが、今日は手袋もコートも要らなかった。
集落は四方を山に囲まれているので、散歩のコースに事欠くことは無い。
林道や昔使われた作業道が残っていて、それを辿れば昔の暮らしの名残に出合う事がある。

 
今日は集落の南側の山を歩いてきたが、麓近くは杉や檜の植林が多く、林の中では椎茸やなめこの原木栽培が行われている。


谷川は水源になっていて、今も数百メートルをパイプで引いて台所や風呂場などで使われている。


しばらく登ると広葉樹林に変わり、以前はこの辺りで炭焼きや薪の伐り出しが行われていた。


古い炭焼き窯が残っているが、再び煙突の煙を見ることは無い。
麓から20分ほど登ったところに火葬場と墓が2基残っている。

 
10年程前には7~8基ほどの墓があったが、ほとんどが家の近くに移設された。
高齢化が進んで、険しい道を登って墓参りをするのが難しくなったり、道の補修をする人手も足りなくなったからだろう。
冬の葬式は大変だったようで、集落の人たちが火葬場まで雪かきをし、薪を担ぎ上げて準備をしたという。
冠婚葬祭も、自宅から公民館へ移り、今は町の葬祭会館が主流となっている。
山里の生活様式が変わっていく中で、結いの心も様変わりしていくようだ。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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飛騨の山里も変わっていくのでしょう (Rei)
2009-12-09 21:55:56
右側の小さい写真が火葬場ですか?
お墓もなんだか胸が痛みますね。
昔の人は夏場はまだしも、冬は大変だったでしょうね。
悲しみがいや増すようにおもいます。

雪を頂いた乗鞍岳きれいですね。↓
晴れた日には我家の近くの高台から御嶽さんが
見えます、そんな日は嬉しくなります。
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自然に還る (山里の住人)
2009-12-10 09:30:41
Reiさん
山里の野辺送りは、「自然に還る」を実感できたかもしれませんね。
寂しい風景だけど、都会の巨大墓地より馴染めそうです。

山や海の風景は癒されますね。
私も見えた日は気分が高揚します。
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