葉が無く花だけ咲いていた2種類の植物をのお話です。「葉見ず花見ず」として有名なヒガンバナは彼岸のころに咲くからその名前が付いたのですが、同じヒガンバナ科ヒガンバナ属のキツネノカミソリとナツズイセンは丁度今頃のお盆(旧盆、月遅れ盆)の頃に咲いています。
キツネノカミソリもナツズイセンもヒガンバナと同じく「ハミズハナミズ」で葉が伸びている時期と花の咲く時期が違います。ヒガンバナの葉は晩秋に伸び始めて春には枯れますが、キツネノカミソリとナツズイセンは早春に伸び始めて初夏に枯れます。
キツネノカミソリは在来の多年草で黄赤色の花、良く結実して分球以外に種でも増えますので各所に大群生地がみられたりします・・・
ナツズイセンはヒガンバナと同じ中国原産で淡紅紫色、ヒガンバナもそうですが三倍体のため結実しないので分球で増やしています・・・
ナツズイセンはスイセンと言うよりもユリに花が似ていて葉が無いためハダカユリ(裸百合=葉が無い百合)とも呼ばれています。この淡い紅紫色は清楚さがあって良いですね・・・
今日は南甘の予定ですが、さて何処へ入ろうかな・・・
1894話目です。何時もご支援ありがとうございます。の文字またはバナーをポチッと一押しお願います。
![]() |
自然観察ハンドブック (フィールドガイドシリーズ) |
クリエーター情報なし | |
平凡社 |