以前、花を紹介したキササゲ(木大角豆)ですが、長さ20~30cmもある細長いササゲ(大角豆)のような実をたくさんつけていたので紹介しておきます。
木本でササゲのような実をつけるからキササゲなのですが、ササゲはマメ科、キササゲはノウゼンカズラ科で果実は豆果ではなく果なのです。
果序の軸から10本ほどの果を垂れ下げています。熟すと果が縦に割れて両側に長い毛を持った種子が現れ風に飛ばされていきます。(↑)の熟す前に折れて枯れてしまった枝から取った実(↓)なのでたぶんシイナでしょうが、種子はこんな感じです。
ササゲと名は付いても豆ではないので食べられませんが、緑色のうちに採取して細かく刻み乾燥させて利尿や腎炎の生薬(梓実:しじつ)とするそうです。
そういえば先日行った神流川でも河原に生えていました(↓)。でも、外来種なのであまり増えて欲しくは無いのですが・・・
キササゲは高木になり水分も多いため雷を呼びやすく避雷針がわりに使われたとか・・・くれぐれも雷雨の時にこの木の元(他の大木も)に逃げ込むのは止めましょうね!
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