●前回の文章の小冊子から一部抜粋。
●「三大」とか「3」にこだわっているのは英語の恩師原秀行先生の影響から。
英文法を三大注意事項に切り分けて伝えていく姿は格好良かった。
それに憧れて現代文版三大注意事項を作ろうとしていたのだ。
●前の前の奉職先では一度だけ食事をともにしたことがある。
現代文三大注意事項を名乗ってかまわないかの許可をそこでいただいた。
世界史でも先生のお弟子さんが三大注意事項を作っていらしたようである。
「×ゼミのいや日本の受験界を三大注意事項だらけにしてやろぜ」
漢、原秀行師はやはり格好良い人であった。
●ちなみにその場で原先生に勇気をもってきいたことがある。
仮定法三大注意事項などとやった場合に全部をカバーできないことになることはありませんかと。
私の記憶ではこんなことをおっしゃた。
「当然、足りません。しかし、生徒がいっぺんに理解できるのは三つ程度でしょう。その三つに達するまで講師は死ぬほど考えるんです。そして三つをひねり出すんです」
●やはり格好良い人だなぁ。
●以下、三大ものをあげる。「※」はどうでもいい注。今思うとこういうつもりだったんやろねみたいなことを少々。
☆現代文に必要な3つの力
・読解力(本文をよみこなす力)(読めるぜ)
・正解力(設問に対して取り組む力)(解けるぜ)
・理解力(漢字などの語彙力や現代文の背景を知る力)(わかるぜ)
※ 全部「~解力」の形になっている。こういうの好きだったんだよなぁ。
※ 全文を理解していなくても点をとってほしくて読解力と正解力をわけている。
☆「評論文」三大注意事項
作者の独自の主張→ 共有したい!=客観化=文章化
★対比=反対を追う
★変形=(表現レベル・内容レベル)=同義を追う
★論理=(証明過程・接続関係)=接続を追う
※ 教壇に立ち始めたころは論理重視派だったが、教えるにつれて対比重視派になっていた。不思議不思議。
☆三大注目語 (文脈を作る言葉である。読むときも解くときも大事)
★接続語(接続詞・副詞・接続助詞など)
★指示語 (傍線部を指している指示語に注意)
★打消語 (対比をつくる。主張と関連している打消語に要注意)
※ なぜか否定語でなく打消語になっている。全部の一文字目を「手偏」にしたかったんだね。
☆国語三大解答手順 (この基本パターンを上級者になるまで守るようにする)
①分析・・・解答に必要な要素、条件を探す
②対応・・・本文、選択肢と照らし合わせる
③総合・・・まとめる(論述)
☆ 三大解答法 (数字順に当てはめるのが良い)
①即答法・・・簡単な記述解を設定して選択肢を見る
②消去法・・・選択肢の悪い点を発見して落とす
③ 積極法・・・選択肢のいい点を比較検討して答える
※ 時間の足りない試験では即答法が大事になる。消去法は時間がかかる。全部の選択肢が正解にならないときは積極法で解く。これは田村秀行師の影響のはずである。
☆三大特殊化 (筆者の考えをまとめてる=抽象化している時に出てくる言葉である)
★術語(特殊な漢語・外来語)例 系譜学的なものの見方・エクリチュール
★表現技法(抽象過ぎているものを比喩などで説明して主張をフォロー
★付加(「 」・傍点・〈 〉・あの…)
※ 同じ言葉を符号によって特殊化している場合としていない場合には差に注意する。例 <知>と知ではあり方が根本的に違う。
☆三大文法事項 (設問部の位置から、係り受けを理解して文脈をつかむ)
★主語-述語の関係
★修飾-被修飾の関係
★並列の関係
※ 「男や女」というように反対の概念を並べているだけではない。何かの共通項がある。
例「お金かクレジットカード」〇 「お金かソーセージ」(基本的に)×
☆ 三大注目文 (傍線部・空欄のある文を基準として)
★同一文 ★直前・直後文 ★主張文(段落や文章レベル)
※近くから遠くへ視線を移動させる
☆三大注目内容表現
★同類
★反対
★関連(例 軍艦と民間船の話題の時の「海」)
※同類=同じ言葉を〇で囲んで線で結ぶなら有坂誠人先生と同じになる。
縁語(関連)も有坂先生の影響だろう。
☆三大変形パターン
例 (現実に等しい具体的事物であり、証拠となるもの)(引用、体験なども含む)
比喩 (現実には等しくないが共通点があるので用いられる感覚的表現)
象徴 (抽象的なものを具体的なものであらわすこと。代表的なものを取り出すこと。)
☆題名三要素
中心的・全体的・象徴的(下に行くほど難易度が高くなる)
☆三大盲点文脈
★条件(限定)・・・(~とき(は)・~ば・同時に・~にのみ(かぎり)・~以上など)
★本質・・・(実は・本質・元来・もともと・そもそも・実際・現実など)
★暗示・・・(「は・も」などの助詞。省略。情景一致など)
※ 出題者が何か企みたくなる文脈たち。「僕は行くよ」「僕も行くよ」の差が暗示になる。周囲が臆病者ばかりだったり、先に勇敢な人がいたりを暗示している。
●ふぅ。次回は何を書こうかねぇ。
●「三大」とか「3」にこだわっているのは英語の恩師原秀行先生の影響から。
英文法を三大注意事項に切り分けて伝えていく姿は格好良かった。
それに憧れて現代文版三大注意事項を作ろうとしていたのだ。
●前の前の奉職先では一度だけ食事をともにしたことがある。
現代文三大注意事項を名乗ってかまわないかの許可をそこでいただいた。
世界史でも先生のお弟子さんが三大注意事項を作っていらしたようである。
「×ゼミのいや日本の受験界を三大注意事項だらけにしてやろぜ」
漢、原秀行師はやはり格好良い人であった。
●ちなみにその場で原先生に勇気をもってきいたことがある。
仮定法三大注意事項などとやった場合に全部をカバーできないことになることはありませんかと。
私の記憶ではこんなことをおっしゃた。
「当然、足りません。しかし、生徒がいっぺんに理解できるのは三つ程度でしょう。その三つに達するまで講師は死ぬほど考えるんです。そして三つをひねり出すんです」
●やはり格好良い人だなぁ。
●以下、三大ものをあげる。「※」はどうでもいい注。今思うとこういうつもりだったんやろねみたいなことを少々。
☆現代文に必要な3つの力
・読解力(本文をよみこなす力)(読めるぜ)
・正解力(設問に対して取り組む力)(解けるぜ)
・理解力(漢字などの語彙力や現代文の背景を知る力)(わかるぜ)
※ 全部「~解力」の形になっている。こういうの好きだったんだよなぁ。
※ 全文を理解していなくても点をとってほしくて読解力と正解力をわけている。
☆「評論文」三大注意事項
作者の独自の主張→ 共有したい!=客観化=文章化
★対比=反対を追う
★変形=(表現レベル・内容レベル)=同義を追う
★論理=(証明過程・接続関係)=接続を追う
※ 教壇に立ち始めたころは論理重視派だったが、教えるにつれて対比重視派になっていた。不思議不思議。
☆三大注目語 (文脈を作る言葉である。読むときも解くときも大事)
★接続語(接続詞・副詞・接続助詞など)
★指示語 (傍線部を指している指示語に注意)
★打消語 (対比をつくる。主張と関連している打消語に要注意)
※ なぜか否定語でなく打消語になっている。全部の一文字目を「手偏」にしたかったんだね。
☆国語三大解答手順 (この基本パターンを上級者になるまで守るようにする)
①分析・・・解答に必要な要素、条件を探す
②対応・・・本文、選択肢と照らし合わせる
③総合・・・まとめる(論述)
☆ 三大解答法 (数字順に当てはめるのが良い)
①即答法・・・簡単な記述解を設定して選択肢を見る
②消去法・・・選択肢の悪い点を発見して落とす
③ 積極法・・・選択肢のいい点を比較検討して答える
※ 時間の足りない試験では即答法が大事になる。消去法は時間がかかる。全部の選択肢が正解にならないときは積極法で解く。これは田村秀行師の影響のはずである。
☆三大特殊化 (筆者の考えをまとめてる=抽象化している時に出てくる言葉である)
★術語(特殊な漢語・外来語)例 系譜学的なものの見方・エクリチュール
★表現技法(抽象過ぎているものを比喩などで説明して主張をフォロー
★付加(「 」・傍点・〈 〉・あの…)
※ 同じ言葉を符号によって特殊化している場合としていない場合には差に注意する。例 <知>と知ではあり方が根本的に違う。
☆三大文法事項 (設問部の位置から、係り受けを理解して文脈をつかむ)
★主語-述語の関係
★修飾-被修飾の関係
★並列の関係
※ 「男や女」というように反対の概念を並べているだけではない。何かの共通項がある。
例「お金かクレジットカード」〇 「お金かソーセージ」(基本的に)×
☆ 三大注目文 (傍線部・空欄のある文を基準として)
★同一文 ★直前・直後文 ★主張文(段落や文章レベル)
※近くから遠くへ視線を移動させる
☆三大注目内容表現
★同類
★反対
★関連(例 軍艦と民間船の話題の時の「海」)
※同類=同じ言葉を〇で囲んで線で結ぶなら有坂誠人先生と同じになる。
縁語(関連)も有坂先生の影響だろう。
☆三大変形パターン
例 (現実に等しい具体的事物であり、証拠となるもの)(引用、体験なども含む)
比喩 (現実には等しくないが共通点があるので用いられる感覚的表現)
象徴 (抽象的なものを具体的なものであらわすこと。代表的なものを取り出すこと。)
☆題名三要素
中心的・全体的・象徴的(下に行くほど難易度が高くなる)
☆三大盲点文脈
★条件(限定)・・・(~とき(は)・~ば・同時に・~にのみ(かぎり)・~以上など)
★本質・・・(実は・本質・元来・もともと・そもそも・実際・現実など)
★暗示・・・(「は・も」などの助詞。省略。情景一致など)
※ 出題者が何か企みたくなる文脈たち。「僕は行くよ」「僕も行くよ」の差が暗示になる。周囲が臆病者ばかりだったり、先に勇敢な人がいたりを暗示している。
●ふぅ。次回は何を書こうかねぇ。
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