光の子
ひかりの こ
十日も干した
生姜
高槻にいた
あれから
十数年
彼は
その朝のことを
話した
ストーブに
鍋があった
揺れてドーンと来て
鍋をおろし
ストーブを消した
隣の部屋に
子供たち
大きなタンスがあったから
大丈夫だった
電車は停まった
歩いて
弟の所に行った
無事だった
今でも
地震があると
ビクッとなる
神戸は
がれきだった
彼は言った
僕は聞いた
いいか、
空は青いし
ひかりの こ
十日も干した
生姜
高槻にいた
あれから
十数年
彼は
その朝のことを
話した
ストーブに
鍋があった
揺れてドーンと来て
鍋をおろし
ストーブを消した
隣の部屋に
子供たち
大きなタンスがあったから
大丈夫だった
電車は停まった
歩いて
弟の所に行った
無事だった
今でも
地震があると
ビクッとなる
神戸は
がれきだった
彼は言った
僕は聞いた
いいか、
空は青いし