kotoba日記                     小久保圭介

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明るい夕焼け

2015年06月09日 | 生活

強い雨の中
自転車を走らせ

知らぬまに
うしろで
鳩が二羽
いた
彼らは気配を消して
近づく
猫と同じだ

ギフト
について

ほうれんそうと
書かれた段ボール箱を持った
男が
西へ向かった 雨

朝の通勤途中
自転車の前タイヤが
パンクしていた
ナントカ
労働場まで
アドバイザーの意見を尊重し
近くの自転車屋で修理
自転車はちゃんと走るに限る
それだけで素晴らしい

最中をいただき
甘さが口の中で
ドレミの歌を歌う
それは六月

帰宅して
お弁当箱を洗いながら
ボイルドしておいた人参を一本分
それとレモンを一個
ジューサーでシェイク
バタバタと
夕飯の支度なんぞをして
ネットで明日の天気を
濡れた手でマウスを動かし
調べてみたりする
忙しい夕
そんな時
7階から見える
西の空
大きな
明るい夕焼け
梅雨の雨あがり
こんな明るい夕焼けは
おそらく初めてじゃなかろうか
部屋の電気なんぞ
いらぬ
西空の灯りの下
台所に立ち
しばらく
空のオレンジと青を見て
ああ
誰かに伝えたいと
SNSに書いてみた
だれもがきっと
今日の夕焼け
こころ残るはず
地球に生まれて
よかったな