kotoba日記                     小久保圭介

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文章が敵

2022年06月05日 | 文学

         

 

 

昨日はヤスオさんと労働

お久しぶりです

ヤスオさんは用紙に

いろいろ記入せねばならず

それをわたしは見ていた

字が凄いです

達筆というか

力強い字で驚きました

「ヤスオさん、字、上手だね」

と言っても

すぐに返事が来るわけではないのです

コカコーラ一本くらい飲み干せるほどの

時間を経て

「そうか?」とか「習っとったでよお」

とか

返ってくると思ったら

「うーん、ここってどう書くの?」

ときた

「あ、そこはかくかくしかじか」

「あっ、そうか」

何をやっても

何もしなくても

面白いヤスオさんです

昨日は

良い風と空

柱の陰にいて

息をひそめ

大西永昭氏の高橋源一郎試論で

引用されていた

1980年代の

高橋本人の言葉

『文章が敵』

凄いとしか言いようがない

簡単にいえば

散文が敵

新たな文学の誕生の時

旧態の文学を敵として

まず文章の破壊から

始まった高橋源一郎氏

まいった

凄い

ーーー

釈放された重信房子氏の言葉

「無辜(むこ)な人たちの命」(を奪ってしまったことへの反省)

「(今の)政治家がみんな同じ方向を向いている」ことへの認識と危機感

ーーー

公園で昼寝

外国の若者二人が歓談

言葉の意味が判らないから

音でしかなく音楽の如く

耳に来る

ーーー

スイカを持った男

南へ向かった

ネギを持った女

西へ向かった

蝶蝶が屋根を越えて北へ向かった

「てふてふ」と山頭火は

蝶の屋根越えを詠ったけれど

てふてふ

だとは思わなかった

無音だった

ーーー

風は西から吹く

ということは

雨近し

ーーー

朝は月光

脳内で

シナプスが盛ん

電気信号飛びまくり

ーーー

結局

誰に向けて

どこに向けて

書くのか

それを『本気で考えてこなかったのではなかったか』

だめだ

古井由吉も

折口信夫も

未読だ

 

 

 

 

 

 


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