kotoba日記                     小久保圭介

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あの子をさがして

2008年02月04日 | 映画
昨日(3日。日曜日)のこと。

奥田民生「ファンタスティック OT9」を聴きながら、
筑前煮を作る。
たいてい、今までデリコの新譜を聴きながら作っていたので、
あー、やっと改革だ、と思いました。
だいたい、僕はCD一枚分の時間で、作るんです。筑前煮。

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映画「あの子をさがして」観る。
山崎ナオコーラのエッセイで、
素晴らしい感じで紹介されていたので、観ました。
うん、やっぱり、最後の主人公の涙と、
黒板に一字だけ書くシーンで、
もうあかん、涙が出て、画面がよう見れなんだ。
つーか、
この映画は、
まあ、中国の映画で、
本意は貧しい村がある、その社会派の映画だと思います。
筋は、
小さな貧しい村があって、
そこで代行教員が来て、
13歳ぐらいの教職もない少女。
25人ぐらいの子供達の教室。
チョークも粗末にできない貧しさ。
貧しさで、学校を辞めていく子供達、たくさん。
で、10歳の男の子が、
町に出稼ぎに行き、
13歳の少女(先生)が、
町に探しにいく。
で、村にやっとことさ、連れてかえった。
いきさつで、テレビ局が絡んで、
まあ、貧しい村の紹介を見た視聴者から、
たくさんの物資が村に贈られる。
その中に、色とりどりのチョークあり。

子供たちに、先生は、
「ひとり、一文字だけだぜ」
と狭い黒板なので、新しいチョークで、
一人ずつ、25人前後の子供らが、書きおる。
最初、先生が書く。
「天」と書いて、字幕に、「空」と出る。
なるほど、中国語は、「天」が空を意味するのか、と思。
あと、ガキ等が、「家」とか、
いろいろ、書く。
ここは、山崎ナオコーラも書いていたけど、
僕らの母国語ではないのに、漢字だからなのか、
とても伝わる、
のでした。
中国の社会・教養映画で製作されているのだろうけれど、
僕にも、これは、言葉の映画として、最後は思わせるのでした。
本当に、ラストは素敵なので、見て良かったです。

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