kotoba日記                     小久保圭介

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    『蚊への抗議文』

2024年10月20日 | 生活詩





















    
   『蚊への抗議文』

蚊よ
あなたはダメだ
あなたを批判する
暴力はだめだ
あなたが私を刺して
痒くて痒くて何もできない

あなたはダメだ
音質的にダメだ
本質的にもダメだ

ぶんぶんぶん
あなたが 「警告した」
と言う
だから私は逃げた
警告していたというのに
私が逃げたというのに
あなたは本能で欲望で
生きる為に
と言いながら
右足
左足
左腕 右腕
あわよくば
顔や首まで刺した

あなたを
手で潰そうとしたのは本当だ
しかし 蚊よ
正当防衛だ
時において
過剰防衛だと あなたが言う
だからこそ
オニヤンマ君という模型を持っていた
これは正当防衛が立証できる

1時間
私はその場所にいなくてはいけなかった
あなたが言うには
これ入植者だという
あなたがそこにいたのは
あなたの場所である
それに関しては申し訳ないと思っている

だからと言って
ぶんぶんぶんと
文学者ではあるまいし
私の精神は壊れました
乱れて
あなたに反抗した
私は逃げて戦って
その1時間
私は何が何だかよくわからなくて
衰弱した

うちへ帰って
国連の職員のムヒに
治療してくれた
精神は壊れた

心身とも
あなたが私を攻撃した

あなたを差別する
偏見ではない
正しい差別だ
蚊よ
あなたはダメだ

献血センターに行けばいい
個人的に話があれば
血を吸ってもいい
ただ日時は正しく伝えてほしい
外交が正しい
話し合おう
そのための嘆願書だ

あなただって生きていくのは知っている
だからこそ
私は逃げて戦って
1時間の間に国連は来なかった
国連は弱くなった
アースノーマットの
NGOも私を助けなかった

あなたは ボウフラの時で良かった
水の中で
生きて死んでいけばよかったんだよ
なぜに空を待ったのか
空を飛んだのか
その気持ちは私だってわかる
だからと言って
暴力はだめだ
吸血してもいい
それが生きるためだから
ぶんぶんぶんという 警告だけでは
難しい
警告というよりも
何度も言うが
日時場所を伝えてほしい

夏のあなたは暑くて
吸血さえできなかった
強い風があれば
あなたの 軽い姿は
それでも吸血ができない

だからと言って
10月の秋になって
まあ いい季節だ
とあなたが
文字通り
必死で何十秒あたりで
吸血して私から逃げていく
それも私は知っている

憎悪で歴史を作ってはいけない
だからこそ ここで
DNA を消して
ここで私とあなた方と
話し合おう
脳科学でDNAは消すことができる
だからこそ「蚊」よ
あなたは私たちが作った
立派な漢語である

それほど
あなたの存在がなければ
地球は生きていけない

Love & ピース
あなたはわかるだろうか
私は実はわからん
あなたが分かるかもしれないが
今の私は分からない
これは
差別だ

ぶんぶんぶん
あの音で
乱れる
蚊よ
あなたも大変だろうな
ボウフラの時に
10円玉を入れちゃって
水の中でも生きていけなくない
気の毒だ
だからと言って
私は痒くて痒くて衰弱した

遅かったな
と言いながら国連ムヒが
治療してくれた
助けてくれる人はどこにもいない
人類において
あなたが私の血を吸って
すぐに私に潰され
他の人や私の血を見
あなたを潰した時
100%徒労だと思った

もうすぐ冬が来る
越冬してください
春になる前に
話し合おう
献血センターで
あなたたちが
そこを並んでいいんだ
民主主義だからな

腹が減ったら
とにかく献血センターに行ってほしい
自分でもいい
話をしてくれれば
ぶんぶんぶんなんて言う音ではなくて
言葉で話そう
話し合おう
お互い暴力を
だからといってあなたをやった時
ざまあみやがれ
と思うのが人類の本能だ
虐殺こそが本能だ
だからこそ
話し合おう

蚊よ
あなたの住む場所には
二度と私も入らない

お互い
快く生きていこう
棲み分けしていこう
みんな頑張って生きていこう
と言いながら
私の前に登場したら
必ず報復する
あなたからの思想を待っている




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