kotoba日記                     小久保圭介

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高橋源一郎のラジオ

2022年09月09日 | 文学

上の動画は音声だけです
少し前
リアルタイムで聞いていました
大事なことをたくさん言っている
高橋源一郎の番組にゲストで
奥泉光と伊藤比呂美です
わたしにとってはちょっとショックなことを言っていて
「小説家は書きたいことがいっぱいあって、書くもんだ」
というふうに10代から
すり込まれてきて
そういうものかな
という思いがありました
真逆だった
だからいつも書きたいことがないわたしは
困ったな
と誰かにお題をもらったり
「あれを書けば?」「これを書けば?」
と言われて
その通りにすると
意外に評価が高い
書きたいことがあるから小説を書いた
というパターンの場合
たいてい評価が低い
この番組をご紹介するのは
そのことを言っているからです
書きたいことがあるから小説を書いたものより
小説を書くために何か探して書いた作品の方が
評価が高い
経験に照らすとその通りでした
驚きです
要は客観化でしょう
思い入れがない方がうまくゆく
これって
他のことでもいえると思うのです
たとえばお見合い
結婚したいからお見合いした
対極にあるのは
好きで一緒に住みたいから結婚した
お金がいいからこの仕事にした
この仕事がしたいからこの会社に入った
さてどっちがうまくいってるかな?
いろんな意見があるとは思うけれど
わたしは前者の方がうまくいく
そんな気がしてしょうがない
要は淡々とできる
ともかく聞いてみてください
小説を書かない人も書く人も

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