今回は、きょうをもって85年の歴史に幕を閉じる、東急東横線の渋谷駅の写真を、時系列順に並べてみた。
白っぽくなってるのは、誤ってフラッシュを焚いたため。まだ中学生の頃で、カメラの使い方もよく分からず、当然フィルムなので、うまく撮れてるかどうかなんて、現像が上がる1週間後までわからなかった。
それからぐっと時代は下がって、2000年。
2001年、
2002年、この頃はまだ、旧型の8000系が主力だった。
2003年頃のある日、
左に今はなき東急文化会館の建物と、屋上のプラネタリウムのドームがかすかに。
その地に去年、渋谷ヒカリエがオープン。
この場所から、駅を撮れたのは、ほんの1年足らずのことだった。
そして、今月。
いつもと変わらない、はずだった光景が、週末から大きく変わると思われる。
地下の入口となる代官山の、2004年のある日の様子。工事はまだ始まっていなかった。
しかし2008年には、工事が始まっていて、
そして、3月。この踏切もなくなる。
この付近から地下に潜ってしまうので、列車をこの場所に立って見送ることは、もうできない。
<追記>
ぼくが最後に訪れた時もそうでしたが、ここ1週間のあいだに、渋谷駅で撮影する人が多いと聞きます。しかし駅は、あくまでも電車を乗り降りする場所で、通勤、通学、買い物に利用する施設であり、したがって安全第一が最優先であることは言うまでもありません。撮影に訪れる方々の、別れを惜しむ気持ちは十分わかりますが、撮影に夢中になるあまり、同好の士を傷つけたり、ましてや利用者の邪魔になってはなりません。事故が起きてしまったら取り返しがつかないのです。撮影される方々はその点にくれぐれも気をつけて、最低限のマナーは守って、最後の撮影に臨んでいただきたく思います。