さて今回は、前回の桜見物の前後の話。
まず、この日から地下化された、小田急の下北沢へ。ちなみに、地上駅時代はこちら。
梅ヶ丘から、ゆっくり下ってトンネルに入る。世田谷代田は仮駅で営業。
そして、さらに潜り、下北沢に到着。
ニュース映像でも出てきた、メガネ型トンネルのホーム。ここは将来、急行用ホームになる。
某TV局の取材陣も来ていた。
エスカレータで上がると、まだ地下道になっている。そういえば、「井の頭線の乗り換えに約5分かかりますのでご注意ください」という車内アナウンスが頻繁に聞かれたなぁ。
ここに将来は、緩行線(各駅停車)のホームができるという。
立体交差事業を模型で表現したものがあったので、ちょいと覗いてみた。
さらにもう1回エスカレータで登ると、ようやく地上に出た。
見慣れた駅の変わり果てた(!)姿が目の前に・・・!こう変わったんだ!
新しい入口は、旧駅の階段下にでき、
これまでの(狭かった!)橋上駅舎は、単なる歩道橋と化してしまった。
役目を終えた案内表示板、微妙な時間で止まった時計は何を語るのか?
ここから井の頭線の電車が覗けたなんて、今になるまで気がつかなかったな。
そのあと、この井の頭線に乗って渋谷へ。
こちらも先週役目を終えた、東横線旧渋谷駅が、StationParkとして、イベントをやていた。
駅である以上、料金は入場料の120円。
1週間前まで電車がひっきりなしに行き来していたホームは、人工芝が敷き詰められ、中央にはステージが、物販や模型や、プラレールのコーナーまである。
中央に据え付けられたステージでは、ちょうどミュージシャンの向谷実氏と彼のバンドによるコンサートが始まったところだった。駅のホームだったところが束の間のコンサート会場になるという、まさに「非日常」の世界だが、そんな中でも、駅だった面影はまだ、そこかしこに見られた。例えば、写真の右上にある菱形のランプ。
そしてこれも。駅としての役目も、そして歴史も、これにて終点・・・。
そのあとで千鳥が淵に行って桜を見た(前回参照)あと、曳舟に立ち寄ったのだが、ここも駅の世代交代が起きようとしている。
防音壁に、かつての京成電車の写真が。しかし目の前を通過するは京急車。
駅から少し歩けば、懐かしい「お肉屋さん」。
しかし振り返れば、日本一の電波塔の姿・・・!
ここももう少し時間が経つと、風景がまたガラッと変わるんだろうな。