GW最後の3連休、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ぼくはというと・・・この3連休は出勤です(><;仕事上の都合とはいえ・・・。
でもまぁ、休みが先延ばしになることもあるし、今話題の休日分散化をいち早く体験できる(??)と思えば、ウン。
なのでGW唯一のレジャー(?)、広島旅行の原爆ドーム見学編をばさっそく。
相生橋の真ん中から、平和記念公園へ続く橋を渡ると、左手に原爆ドームが見える。
修繕を重ねてはいるが、原爆で吹き飛ばされた姿そのままを残すことに意味があるわけで。
「平和の鐘」では、外国人観光客が鐘をついたり、鐘の中に入って響きを体感しながら遊んで(?)いた。
毎年TV中継される、平和都市公園と記念碑。奥に原爆ドームも見えるこの位置で、ぼくも祈りをささげる。
その後、「広島平和記念資料館」にも足を運んだ。
都市のジオラマや被爆者の遺品、原爆(核兵器)のことまでが展示、紹介されている。
赤い玉は、炸裂した原爆のイメージで、高さはおよそ600メートル。大きさは、炸裂1秒後を表現したものだという。原爆ドームは爆心地からわずか数百メートルの位置にあった。
原爆は、何もかもを一瞬のうちに変えてしまった。その熱、その炎によって。
記念館には、海外からの観光客もたくさん来ていて、音声ガイド片手に展示物を眺めたり、また原爆ドームではガイドの話に耳を傾ける方を目撃した。彼らに、広島市民の想いが伝わればいいなと思いつつぱちり。
1時間ほどゆっくり回って記念館を後にした。雨が降っていた。しかし、雨は黒くなかった。原爆が投下された直後、放射能の成分を多量に含んだ雨が降ったのだ。昔、井伏鱒二の「黒い雨」を読んだことがあるが、もう一度読み返してみたいと思った。
それにしても今の日本は本当に平和だ、と思う。しかしそれは、戦争で傷つき、あるいは遠方で倒れた兵士や、空襲や原爆投下による市民の犠牲の上に成り立つものだけではないと思っている。平和はたしかに大切なことだが、それを思うあまり変な活動家みたいに走ってはいけない。記念公園に出向いて祈るとか、史跡を訪ね歩くとか、あるいは近所の神社に行くことだけでもいい。勉強して、当時の状況を思い描き、そこからまた自分自身で考えていくことが重要だし、それで十分と思うからだ。冒頭にでてきた、平和の鐘で遊ぶ(?)外国人の姿にも、目くじら立てたりせず、これも平和ゆえにありうる光景なんだと、もっと心を穏やかにせねばと思うのだ。
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