Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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リアのブレーキラインの組立て

2018-08-13 17:53:53 | Ferrari 126C Turbo
本日の山陰も・・・実に暑かったですね〜。
畑に灌水しておきましたがスプリンクラーを動かす為に何度か外に出ましたが地面の照り返しで顔が熱いのです。
今まではこんな事は余り無くて熱い湿度の多い空気が顔にまとわりつくと言う感じだったのですが・・・今日は違いますね〜。
本当に異常な熱さですよ〜。
アトリエの周囲の畑にもお盆であるという事も有りますが誰も出ていらっしゃらないですね〜。

こんなに暑いですが大阪から次男が本日帰省してきます、何でも高速バスが取れたらしいです・・・先日まではバスが取れないと言っていて15日に帰る様な事を言っていましたが・・・キャンセル待ちで取れたのかもしれませんね。
東京なら新幹線と特急を乗り継がないとバスでは一晩かかりますからね〜その点大阪なら高速バスで3時間ちょっとで帰れます、近いと言うのはアドバンテージが有ります(笑)

今日は制作に先立ってテストをしておかないといけない事が有りましてね〜
アイドロンの完成品のモデファイをご相談頂いております。
モデファイのポイントは色々有りますが、ちょっと困ってるのはボディのセンターにストライプを入れて欲しいという事なんですね。
そのストライプも単色ではなくイタリア国旗の様な3色のラインなんです。
流用が出来る物が有れば楽なんですが・・・丁度良い物が無いのです。
綺麗な発色を望むならデカールを作るのが良いのですが1台だけの注文なので予算的にそれは難しい。
カラーデカールを綺麗にカットして貼る事も出来ますが、丁度良い色が無いのです。
しかもクリアーコートを望まれていますのでデカールはなるべく薄い方が良いです・・・。
仕方が無いのでPCデカールを作ってみる事にしました。
ミニカーから採寸しまして全体の大きさや形状を決めます・・・
今回は全体の幅が4.5mmに致しました
4.0mmでも良いかな〜と思いましたがちょっと細くて弱い感じなので0.5mmプラスしました。

幅を三等分しますと1.5mmずつになりますね〜
中央のホワイトの部分ですがまず1.5mmだけホワイトにしてみましょう。

そして上下をグリーンとレッドに・・・
雰囲気を確認致します

印刷用に並べ替えておきます
1つおきに左右が違いますよね
これはインクの幅が影響して来るのです
インクを無駄にしない配置と言えば良いのかな・・・理由はわかりますかね〜?
このグリーンとレッドの色を出す場合どちらも重ね印刷をしないと作る事が出来ない色なのですが
OKI電気のプリンターの中にアルプスと同じインクを使う物が有りましてね。
そのグリーンとレッドを使えば重ね印刷をしなくてもレッドやグリーンが作れるのです、しかも重ね印刷しないので厚みは極薄でデカールを作る事が出来ます。
しかのそのインクは入手が難しく貴重なのでなるべく無駄にしたく無いのです
グリーンとレッドは線の幅がインクの幅よりもかなり狭いので一度の印刷で2本のラインをまかなえるのです。
ですからこの様な配置にしないとグリーンやレッドのラインの数程印刷が繰り返されるのです。
一度の印刷でインクの幅の1/3程しか使わないので2本合わせておきますと1回でこの2本を印刷してしまうのです。

カラーやホワイトの部分をブラックのデーターに置き換えておきます
ブラックに置き換えておく事でベタの印刷をします

そして実際に印刷したのがこれです・・・
意外と綺麗に出ましたね
下にホワイトを重ね印刷していますのでライトブルーのボディカラーの上に貼っても発色はかなり良いんじゃないかな〜

デカールの方は何とか出来そうなので印刷の上からマイクロスケール社のリキッドデカールフィルムを塗っておきました
これを使うかどうかは最終的にミニカーと当てて見ないとわかりません。
当ててみたらもう少し細い方が良いとか色々ですからね〜。

デカールの方も目処が立ったので見積もりを作りましょう。

126Cはリアのブレーキキャリパーを接着します。
ここまではキットの部品なので何も変わった作業では有りません・・・ここから先がなかなか大変です(笑)

キャリパーの一部に穴を開けています
ちなみに上側に2つ程凸部分が有りますが、それはキャリパーをアップライトに取付ける為のピンになります。
ちなみに穴の大きさは0.4mmです。
穴の位置は下側です。
ブレーキホースが入る穴なので上側になるとブレーキのエア抜きが出来ませんので下側になります。
本来ならツインキャリパーなのでこの上側からもう一つのキャリパーの下側にもホースが配管されている筈なんですが・・・写真が無いので今回はオミットしておきましょう。
決定的な証拠写真が有れば付けるんですけどね。

次はミッションの上側でブレーキパイプを左右に分けるジョイントを作ります。
確か早川さんの作られた126C2にもこのジョイントやブレーキホースが付けられていたのを覚えています。
今は当たり前の様に付けられますがあの頃は鮮烈でしたよね〜。
使った素材は0.6mm角の洋白角線ですね
穴は0.4mmですここに0.3mmのハンダ線を使ったブレーキホースを通します。
穴の脇は0.1mmしか無い筈です・・・当初は0.8mm角線を使おうと思っていましたがそれでは無粋だったので0.6mmまでサイズダウンしました。
この0.2mmを削るとその穴開け作業は大変難しい物になります。

カットしてみました・・・
糸鋸を使えば簡単な作業ですが問題は切った時に飛ばしてしまうともう見つからなくなってしまう事ですね。
作業は最初から振り出しに戻ります(笑)
左右で余分な部分の長さが違いますのでこの後ヤスリで削って合わせておきました。

ブレーキのラインを作る素材はこれですね〜
ハンダ線です!本当はヤニ無しが良いのですが・・・これしか見つからなかったです。

ステンレスのメッシュの上でゴムの板を使って押し付けながら転がしますとメッシュホースの完成です。
まあこれはいつもの方法ですね
1/24に使うならもう少し太い線を使って同様の加工をしますと使えますよ。
まあ気が付く人は既に気が付いてもうこの方法を使っていらっしゃると思います・・・。

ブレーキキャリパーに配管しました
ジョイントの部分は外径が0.6mmのアルミパイプを細切りにした物を使っています
ただ刺しただけではなくこのパイプが有るのでそれらしい雰囲気になりますね。

もう一つアルミパイプを通しておきまして・・・

先程作った洋白角線の部品を通します

四角なジョイントをミッションの上に接着します
余り前側になりますと排気管の下に付く遮熱板に干渉しますので余り前に行かない様に・・・

左側のキャリパーと同様に配管します
アルミのパイプの細切りを入れておくのは忘れない様にしなければなりません。


今日はこの後夕方墓参りに行ってからの帰宅ですね、島根では今日からお墓の灯籠に灯りを着けます。
明日は町内会の仕事が山積みですね・・・仕事の時間が有るかしら・・・。
明日から4日間大変忙しくて・・・体力が保つかしら・・・。