Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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アッパーカウル修正

2018-08-30 20:34:44 | Ferrari 126C Turbo
今日もお昼頃に雨が降ると言う予報が出ていましたが・・・
一瞬雲が厚くなったな〜と思いましたが雨は降らず・・・山の中の方は降っているのかもしれませんが。
それにYahooの豪雨予報も度々メールは来ます(その内一つは1時間あたり58mmも降ると言う物でしたが)が一向に降るって言う程は降らず、道路も濡れません。
東の空に虹は出ていますが・・・そっちの方では降っているのでしょうかね〜。
しかしながら少し秋の気配を感じたのは夜帰宅する時に1週間位前からコオロギの鳴く声がする様になりました。
私はコオロギの声を聞く様になりますと猛烈に秋を感じるんですけどね〜皆さんは如何でしょう?
そう言えばこの所蝉の声を聞かなくなった様な気がします。
余りにも雨が降らないから声が枯れちゃったとか・・・(笑)
それとも蝉の声を聞き過ぎてこちらが慣れてしまったのかも・・・

明日は60%、明後日は80%の降水確率が出ている天気予報も有りますが・・・降ってくれるのかな〜。

本日の収穫の後はまずこちらの仕事ですね
本日から隣りのギャラリーは新しい展示が始まります、出品者の方からカードを頼まれたのでデータを再編集してカードを作っています。


さて本日は昨日の続きでアッパーカウルの修正からですね。
アッパーカウル自体はフロントのサスペンション部分を削り直した事で収まりはいいみたいです。
フロントとリアの部分の高さは良い感じです
このアッパーカウルですが両サイドのパネルに挟まれる様な格好で収まるのですが、サイドパネルは裏側がブラックでして高い排出口のフィンに合わせて下げますとサイドパネルの裏の黒い部分が見え過ぎて実車の感じと違ってきます。
どうやら最初に取付けたメタル製のラジエターの排出口のフィンは少し高さが高過ぎみたいですね。

フィンの高さをサイドパネルに合わせて削って整形しますと今度はサイドパネルとの隙間が気になってくるといういたちごっこを繰り返しております(笑)
ここは心ゆくまで修正をしておきましょう
左前側のサイドパネルとの隙間が広めだったので真鍮線をハンダ付けして埋めてから削っています。
塗装の事を考えますともう少しクリアランスが有った方が良いでしょうかね〜。

今の所こんな感じで収まっていますが・・・
フィンの部分はもう少し低い方が良いかな〜
もうちょっと削ってみます

実車も取ってつけた様なリアカウルが付いていまして
これもまた少し修正しておきましょう

ノーズの部分も一緒に塗りたいのでノーズのラインの修正もしておきます
ピンを付けて差し込みにしてありますので差し込んだ状態で鼻先のラインが合う様に削っています。
ここできちんと合わせておかないと後で合う筈が無いのです。
サフを入れてから必要ならもう一度パテを入れましょうかね〜

ついでにウイングです
ウイングには翼端板が付いていますのでそれも出来れば一緒に塗りたいですよね。
ウイングの仮組をしてゆきましょう

インストにはポリッシュと書いてありますが個人的には細かなヘアライン仕上げが好みなんですが・・・
実車の写真を見て検討します。
但しこのメタルパーツは他のメタルパーツと一緒に袋に入れられていたのでエッジの薄い部分などが少し変形していたり傷になっている部分が有りますのでペーパーで研磨して整えておきましょう、私の作っているキットは幸いにメタルを盛らなければならない程では無かったので助かりました。
ポリッシュやへアライン仕上げのパーツに後でメタルを盛りますとその部分だけが色が違ったりする場合が有りますからね〜
盛る場合は同じキットに入っている使わないメタルのパーツを持った方が良いですよ。
それでのその前にハンダゴテは綺麗にしてからこの作業をしないとコテに残っているハンダや他のメタルが変色させる事も有りますからね〜ご注意を!

一応へアライン仕上げです。
ウイングの中央に穴は有りますがノーズ側にはピンは有りません・・・設計変更かしら・・・?

翼端板を瞬間接着剤で仮組しました。

そしてピンバイスで穴を開けましょう
最終組立て時にはここにピンを植えなければならないのです。

アッパーカウルですが、放熱フィンの部分をもう少し削っておく事にしました。
この部分は上側に出っ張っていますとみっともないのです、塗料の厚みも出てきますから少し低めの方が良いでしょう。
0.5mmほどサイドパネルの上側から下がる様に削りました
この後滑らかなラインを描く様に削って仕上げます。

これで何とか綺麗に収まる様になりましたね。
このキットを作る場合はこの放熱フィンを少し下側に付けた方が良いですね。

次はウインドスクリーンですね。
削って合わせてゆきます
全部切ってしまうのでは無く下側をカットして上側の開口部分は残しておきます。
と言うのも上側も下側も切ってしまうとフニャフニャして合わせ難いからですね。
上側は残したまま下側をひたすら削ります。
下側がピッタリ合ったら今度は上側を削るのですが・・・このウインドウはボディに留める為のピン穴までモールドが有る原型でバキュームされているらしく穴の部分が凹みが有るのです。
正確に削ってもどうもその部分が歪んでいまして綺麗に仕上らないのです。

仕方が無いのでバキュームの原型から作り直しをする事に致しました。
まずはマスキングテープでおおまかに型取りをします。

ボディのラインに対して少しウインドウを立てたいので何度か真鍮板を切ってやり直します。
これは3度目に作った物かな・・・
実はこの後もう一度作り直しまして・・・4つ目の原型ですね。
なかなか一度で決まらないのですよ(笑)

バキュームの型にする為に上側を真鍮板で塞ぎましょう
ここに真鍮板を貼ることでバキュームした時に原型の変形を防ぎます。
そしてバキュームパーツの削り合わせの時の補強にもなる筈ですよね。

これらの作業はウインドウの原型をボディに瞬間接着剤で貼付けて加工しています。
余分なハンダを削り落としまして整えてゆきます。
本当なら原型は実際のウインドウよりも少し小さめに作らないといけませんが・・・取り敢えずこれで作ってみましょう。
恐らくこの形状のウインドウなら少し小さめにバキュームを削れば使えると思いますが・・・

アセトンに浸けて瞬間接着剤を剥がします。

接着してから時間が経過していませんので30分程で無事に分解・・・

型として使う為に必要な部分をバフ掛けしています。
そのまま使えば真鍮板の傷もバキュームパーツに転写されてしまいますからね(笑)


明日はリアウイングの仮組からボディカウルの塗装を始めたいですね〜