どういうわけか、毎年三島に行く用事がある。毎回違う仕事で。
今回はP社の仕事で、しかも宿泊。アゴアシマクラだから至れり尽くせりではある。
まずは打ち合わせ場所の貸し会議室へ向かった。
駅の南口に出て坂を下る。
毎年来ているから、ある程度の道は知っている。
坂を降りると、不思議な中洲地形の場所が現れる。駅を背に左側を歩くと、急に歩道がなくなり、困惑する。だから以前から、この場所は気になって . . . 本文を読む
「酒笑」で楽しく飲んで、さぁ帰ろうかと駅へ向かう。
高崎駅のコンコースに出た時、上野三碑のレプリカが展示されていた。
確か、前回来た時もこの展示があった。あの時は「多胡碑」を撮影したんだっけ。
今回、撮影したのは山上碑。もちろんレプリカ。
681年の建碑は大化の改新の36年後のこと。完全な形で残る石碑としては日本最古だという。建碑の目的は建立者の長利僧が母親の供養のために建てられたとい . . . 本文を読む
高崎駅に戻り、酒場を目指す。
目的地は既に決まっている。
ジャンさんがご贔屓にするお店「梅ふく」。
うろ覚えの道を進んでいくと、懐かしいアーケードが現れた。確か、あの屋根付きアーケードを進めばお店があるはずだ。
そのアーケードを前にして、なんだか墓石よりも細長い墓標のようなものを見つけた。
なんだろう。
記念碑なのか。
その石には「俳聖 村上鬼城先生 旧居跡」とある。
誰なんだ . . . 本文を読む
「富岡製糸場」に外国人観光客は皆無だった。
外国人は日本の洋には興味がないらしい。おかげで快適に見て回ることができた。つう
場内を程なく回って入場門近くに戻ってくると、一際大きな記念碑が目に入る。
明治天皇皇后、昭憲皇太后による行啓を記念した碑である。
皇太后は「富岡製糸場」操業翌年の1872年6月に訪問したという。製糸場の操業から僅か半年あまりというスピード行啓であり、しかもその前月 . . . 本文を読む
「八起家」を出て、上信電鉄へと乗り換える。
しかし、上信電鉄の改札までが遠い。視界には見えているのだが、改札は遥か向こう。200mから300mはあるだろうか。
この一本道が実に不思議な造りである。まるで上信電鉄のホームがずっと続いているように見える。何故、上信電鉄はもっとJR高崎駅寄りにホームを作らなかったのだろうか。
その長い道のりを歩いて改札を入ろうとしたが、改札は自動改札ではなかった。 . . . 本文を読む
千住大橋駅の改札をくぐった時、後ろから、「熊猫さん、熊猫さん」と呼ばれた。
この地に知り合いなどなく、何かの間違いだろうと思ったら、サラリーマン時代の同僚H田さんだった。
バイクの話しを散々して解放された。
駅を出て、歩いていると例によって記念碑を見つけた。
松尾芭蕉の句碑だった。
千住大橋は松尾芭蕉が「奥の細道」の旅をスタートさせた地として喧伝さるている。
その碑に刻まれた句。
「 . . . 本文を読む
さだまさしさんのハミングが聴こえてきそうな景色だった。今年も雪まつりには来れなかったが、ある意味、この風景も雪まつりである。
北海道大学。
ベンチに腰掛けて、「サンドリア」のサンドイッチをいただこうかと思い、北大に来てみた。けれど、ベンチなどどこにもなかった。
歩いてみた。
木の枝から雪が落ちて、舞い上がる細かい雪の粉が陽光に反射してキラキラ輝く。
雪の道を若い男女が歩くのを見た時、 . . . 本文を読む
上野駅中央口を出たとこに屹立する「あゝ上野駅」の歌碑は立派だ。
C62の機関車と集団就職の若者らが描かれたレリーフ。ライティングするための照明。石碑ではなく、赤くて重厚な鉄が碑を形成している。こんな歌碑は見たことがない。
以前からこの歌碑を画像に撮りたかったが、大概いつもホームレスが占拠していてなかなか撮影出来なかったが、この日は人がおらず、ようやく写真が撮れた。ただ、ホームレスのせいもあ . . . 本文を読む
N新聞主催の某賞受賞式が終わり、飲み会会場へ。芝パークホテルを出て、
芝神宮の前に差し掛かった時、見つけたのが、この石碑。
「貯金塚」。
なにこれ。
石碑のそばにある文章にはこうある。
関東大震災の混乱の際、不動銀行だけ預金の引き出しを可能にした。当時の頭取の牧野元次郎の功績を讃える。
近代東京が体験した未曾有の震災でそんな神対応。東日本大震災でいち早く駅のシャッターを閉めた企業と . . . 本文を読む
四谷三丁目の寺に用事があり、その後上野で人に会わねばならない。どのように行くのがいいか思案した結果、市谷まで出て都営線で岩本町に行くことにした。
久しぶりに岩本町駅を降りた。
この界隈にあるスタンドそば、「岩本町スタンド」にはよく通った。もうしばらく行ってない。こんなことなら昼飯食べて来なければよかったなと思った。「岩本町スタンド」はまたの機会にしよう。
その先にある和泉橋を渡ると秋葉原であ . . . 本文を読む