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美術館さすらひ 010 - 星野道夫 悠久の時を旅する - 「東京都写真美術館」(目黒区三田)

2022-12-15 21:05:35 | In an Art Museum
星野道夫さんの写真展が開催されていると聞いて、これは見逃してはいけないと思った。 気候変動、海洋のマイクロプラスチックの問題、侵略戦争。世界は今、20世紀の世紀末よりも深刻な状況を迎えている。もし、星野さんが生きていたら。彼はどんなメッセージを我々に投げかけるのだろうか。時々、そんなことを思ったりする。 或いは、自分の内面のこと。毎日忙しなく生きている自分と星野さんが生きた時間の流れは、常に一 . . . 本文を読む
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美術館さすらひ 09 - ちひろ美術館開館40周年記念 〈奇喜怪快 井上洋介の絵本展〉/ちひろの詩(うた)―絵は詩のように― - 「ちひろ美術館・東京」

2017-09-14 15:55:55 | In an Art Museum
ちひろ美術館・東京の開館40周年記念として、2016年に逝去した井上洋介の企画展と、いわさきちひろの詩情感を感じさせる作品を集めた展示が8月24日(木)より開催されている。 幼い頃の情景に語りかけてくる数珠の作品はうつろう季節の中で、心に沁みわたる。開催はちひろ美術館・東京、11月5日(日)まで。 . . . 本文を読む
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美術館さすらひ 08 めくるめくメロの世界へ 「日伯外交関係樹立120周年 旅する芸術家 ホジェル・メロ展」 ちひろ美術館・東京

2015-08-17 15:11:41 | In an Art Museum
「首都ブラジリアで生まれ育ち、リオ・デ・ジャネイロで活動するホジェル・メロは、1964 年から1983 年の軍事政権下で自由を求めて表現したさまざまなアーティストに触発されました。また彼は、ブラジル国内はもとより世界各地を旅し、多様な文化への寛容、敬意を絵本にあらわしています」(「ちひろ美術館・東京」ホームページより引用)。 . . . 本文を読む
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美術館さすらひ 07 「インドの仏」 東京国立博物館

2015-04-24 14:40:26 | In an Art Museum
インドのバックパッカーは、寺を観光して日々を過ごす。 だが、長く滞在していると、だんだん寺を巡るのも億劫になってくる。 ボクの場合もそうだった。寺に行ったのは、最初の数週間だけだ。 歴史背景も知らず、知識がないと、何を見ても同じなのである。 だから、カジュラホにも興味はなかったし、アジャンタにも関心がなかった。 もし、インドの宗教にちょっとした知識を持っていたならば、寺巡りはもちろん、イ . . . 本文を読む
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美術館さすらひ 06「夢二からちひろへ」 ~子どもの本の先駆者たち~ 「ちひろ美術館・東京」

2014-11-16 14:56:16 | In an Art Museum
これはひとつの奇跡である。そこに辿りつく日本の絵本がどのような道筋を辿ってきたのか。それを知りうることも今回の企画展の目的ではあるが、それよりもそのプロセスのマイルストーン的な作家が垣間見せる心象風景がどのように作品に表出されているのか。さらにはその風景を今も見る者の心の中に仕舞われているか、それを確かめるという意味で、意義の深いものといえるのではないだろうか。 . . . 本文を読む
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美術館さすらひ 05 ハラ ミュージアム アーク/觀海庵

2014-09-28 14:40:07 | In an Art Museum
それはただ単に情報量の違いからくるものだろうか。 J.Jギブソンの直接知覚論ではないが、その肌理の違いによる知覚に拠るものなのだろうか。いや、そもそもこれが、しばしばアンディ・ウォーホルの周囲にいわれる弁別的知覚論の最たるものではないだろうか。 . . . 本文を読む
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美術館さすらひ 04 - 歴史に見る震災 - (国立歴史民族博物館)

2014-05-11 18:14:59 | In an Art Museum
東日本大震災から3年が経ち、なんとなく東京に住む大勢の人たちは通り過ぎてしまった過去のように感じている。だが、本当にわたしたちは記録したのだろうか。ただ単に記憶にのみ留めたのではないだろうか。そのために、わたしたちはいつも被災地に目を向けていなければいけない。だって、被災地を見つめる視点も、被災地から見つめる視点も、わたしたち自身なのだから。 . . . 本文を読む
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美術館さすらひ 03 - 大浮世絵展 - (江戸東京博物館)

2014-03-30 10:44:12 | In an Art Museum
大胆な構図と色彩、そのバランスとイマジネーション。それはポップアートと漫画への入り口だ。 . . . 本文を読む
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美術館さすらひ 02 - ちひろと初山滋 永遠のコドモ - (ちひろ美術館・東京)

2014-02-16 11:12:54 | In an Art Museum
憧れの人と邂逅。 その初々しさが、この展示にあふれているのは何故だろう。 子どもの目線でしか見えない細い糸。それを手繰りよせた2人の引力。その優しい空気に包まれた企画展。 時を隔てた、その奇跡ともいえるWORKに出会えるのは多くはない。 共鳴しあう2人の創造にボクの心も震える。 例えば、初山の「海のなかの人魚姫」、いわさきの「王子を想う人魚姫」。 制作年はともに1967年。その繊細なタ . . . 本文を読む
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美術館さすらひ 01 - 植田正治とジャック・アンリ・ラルティーグ - (東京都写真美術館)

2014-01-15 22:23:48 | In an Art Museum
植田がたどり着いた、永遠のアマチュアリズムと「写真で遊ぶ」という考え方は、「絶対」と凝り固まるプライドのような硬いものではなく、ファインダーを通した自然体の中に身をゆだねるプロセスとそこに写り込んだ様こそが、写真という結実であること を静かに教えてくれているようだ。 . . . 本文を読む
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