大胆な構図と色彩、そのバランスとイマジネーション。それはポップアートと漫画への入り口だ。 . . . 本文を読む
金色の缶とは裏腹に、ヱビスビール記念館の調度類はシックだ。
ダークブラウンに統一され、白のアクセントがまた心地よい。
落ち着いてビールが飲める雰囲気である。
改装前の安っぽい食堂の雰囲気もよかったけれど、改装後の方がバーらしくて好きだ。
ゴールドに輝く、サーバーのタワーが一段と映える。
今回が、改装から2度目の訪問となった。
ヴェンダーでコインを2枚購入。
1枚をスタ . . . 本文を読む
パパ友と話をしていた折、その人が雲南省少数民族の言語学者であることを知る。
その後、麗江の話題で盛り上がったことは想像に難くあるまい。
虎跳峡やトンパ文字、納西族の音楽会の話題はもとより、謎の漢方医、ドクター和の話を出したとき、パパ友は少し驚きの声をあげた。
「麗江を知っている人もあまりいないのに・・・」。
少しだけ嬉しくなった。
そのパパ友から教えてもらったのが、この店 . . . 本文を読む
新橋駅を降りて、第一京浜に向かう。
烏森にはもう寄らない。新橋における立ち飲みラリーは一区切りがついたのだ。
ボクはひとり浜松町へと向かう。
ひっそりと暗いウインズを抜け、第一京浜に別れを告げた。
古い商店街のような通り。だが、もう今は往時の面影もなく、閑散としている。
だが、こういうところに立ち飲み屋が隠れていたりするから、チェックしておかなければいけない。
そんな期待も虚しく、商店 . . . 本文を読む
文藝春秋の別冊として電子書籍限定の文芸誌「つんどく」。
文芸誌は好きなので、試しに購入してみた。
短編読み切りのライトノベルといった体裁だ。
正直言ってあまり面白くない。
「まどろみ」
「ヴィオレッタの尖骨」
「覆水」
「まなうらの色」
いずれも、文章は技巧的で、ストーリーもしっかりしている。だが、何故か響いてこないのだ。
官能短編集で最も好きな作品は坂東眞砂子さ . . . 本文を読む
今となっては信じられない話だが、東京ディズニーランドの開園時、「お弁当の持ち込み禁止」がひとつの争点になっていた。
「お弁当持ち込みダメなんだって」「なんで?」「信じらんねぇよ」っていう感じである。
ボクらの世代(昭和40年代生まれ)より前の人間にとって、こういう場所に行くときはお弁当を持っていくことが前提にあったのだなと改めて思う。
あれから30余年、その牧歌的な時代はとうに過ぎ去り、TD . . . 本文を読む
サーキットの向こうに富士山。タイヤを鳴らし、エンジンをぶん回したクルマがヘアピンカーブを攻めていく。ボクはそれを眺めながら、夢見ていたのとは違うレーサーめしにありつき、コカ・コーラゼロでごはんを流し込む。 . . . 本文を読む
都電大塚駅前を降りて、盛り場の方向へ。途中、角海老宝石ジムでスパーリングの様子を見ていたら、急にビールが飲みたくなった。
この1ブロック北に立ち飲み屋があったっけ。
「秀吉」。
そう、鶯谷に本店のある天串の店である。
鶯谷本店よりも、やや清潔なお店は、この日も満員だった。人波をかきわけ、カウンターに辿り着いて、ホッとした。ちょうど一人分のスペースが空いていたからだ。
まず . . . 本文を読む
秋の風が少し冷たく感じ、ボクらはお店の中でピザをつまみながら、ビールを飲んだ。
いつもは店のテラスに座り、NYやパリを思わせる、石畳の小路を行き交う人並みを見ながら、ハートランドを飲んでいたが、原宿の喧騒を歩き、すっかり体が冷えてしまったせいもあって、この店にたどり着いたときは、迷わず店のテーブルについたのだった
緩い勾配のついた小路。時には「SEX and the CITY」のNYのような憂 . . . 本文を読む