ビールを飲みほし、何を飲もうかと思案していると、焼酎グラス売り(80cc)という貼り紙が見えた。 黒霧島が130円。 いいちこ120円 紅乙女150円。 ここは「黒霧」で攻めたい。ロックで注文すると、氷の山が入ったアイスペールが丸ごとひとつ、わたしの目の前に置かれた。 . . . 本文を読む
お伊勢さんには内宮と外宮と呼ばれる神宮があることを初めて知った。
天照坐皇大御神と豊受大神宮である。前者が内宮、後者が外宮。しかも、それぞれが離れた距離にあるのだという。
外宮を訪ねてから、内宮を訪れるのが作法とのこと。幸いなことに、わたしは外宮の近くにおり、外宮から参拝に向かった。
式年遷宮の只中にある10月4日。
午前中の外宮は後鎮祭などが行われ、16時からも川原大祓などが予定されてい . . . 本文を読む
「ひりょうず」と 伊勢角屋麦酒の組み合わせが素晴らしかった。 このクラフトビールが本格的だったからだ。フルーティさを重視する地ビールが多い中、それぞれずっしりと重量感がある。 「スタウト」も本格的だ。ほろ苦さはしっかりとした熟成感すら漂う。 上面発酵のエールも水っぽくなく、逞しい味わいがある。 . . . 本文を読む
4月25日(土)野ぜり・豆腐
♪太陽が沈もうとしている夜が、うなりをあげて暴れている
心が釘打たれるような、痛みを感じている。
何も失わぬようにと、だからこんなに疲れている。
こんな仕事は早く終わらせてしまいたい
まるで僕を殺すために働くようだ♪
慟哭のような声が絶え間なくきこえてくる。
あの日から23年。もうそんなになるのか。尾崎豊を失ってから。 . . . 本文を読む
インドのバックパッカーは、寺を観光して日々を過ごす。
だが、長く滞在していると、だんだん寺を巡るのも億劫になってくる。
ボクの場合もそうだった。寺に行ったのは、最初の数週間だけだ。
歴史背景も知らず、知識がないと、何を見ても同じなのである。
だから、カジュラホにも興味はなかったし、アジャンタにも関心がなかった。
もし、インドの宗教にちょっとした知識を持っていたならば、寺巡りはもちろん、イ . . . 本文を読む
店員が藁をひっつかんで店頭へ行き、ガラスに仕切られたスペースに藁を突っ込んだ。 やがて、ぱちぱちと藁が焼ける音がし始めて、カツオがあぶりだされる。 藁で焼くと焼きがふんわりとなるという。確か、漫画「美味しんぼ」にも藁で炊くかまどのご飯が出てきたと記憶している。藁は特別な魔法のようなのだ。 それに案外、火力が強い。藁自体はすぐさま焼けてしまうのだが、ぼぉっと燃える音がして、置いてあるカツオの肉を焼いている。 恐るべし藁。 . . . 本文を読む
このスープが絶妙。もちろん手作りだ。これだけで、この喫茶店がどんな仕事をしているかが分かる。丁寧なお仕事。まさに一球入魂。 居酒屋はある程度、アバウトな仕事をしていても許される。むしろ、緩い方が人間臭い。だが、喫茶店はそうはいかない。会話は緩さが求められても、コーヒーやケーキ、ランチなどには緻密さが求められる。 その点「カロライナ」の「オニオンスープ」は味の峻烈さと洗練さは際立っていた。 そしてカレーである。ドミグラス的なソースの香りは欧州のそれである。やや褐色のカレーには白い生クリームが絵画のサインのように描かれている。このカレーは当たりだ。 立ち上る香り。衝動的にスプーンをとり、ボクはカレーとご飯をすくった。うまい。マジで。 具はほとんどなく、いや煮込むことで、ソースにインクルードされる野菜がソースの味を立体的に奥行き深く感じさせる。 それはもう圧巻だった。 . . . 本文を読む
ホワイトボードのメニューは豊富。 「本マグロの刺身」が400円。「平目としまあじ」の刺身2種盛りも400円。 これはなかなかすごい。マグロはともかく、後者は東京の立ち飲みではあまりお目にかかれない魚だ。 「バイ貝煮」が380円。「かます干物」(180円)。「キスとハゼの素揚げ」(230円)。 さすが明石海峡を前にする明石である。 そして、もちろん真打が「ゆでだこ」。これはさすがに食べていかなければ。 . . . 本文を読む
ディズニーランドのスターツアーズもいいけれど、黒ラベルツアーも断然いい。 ディズニーシーのタワーオブテラーもいいけれど、ここは大人エレベーターでしょ? だって、参加費500円でできたての生ビールが2杯も飲める。しかも、お土産までついているんだから。 . . . 本文を読む