連休明け、火曜日の東京は土砂降りの雨。
わたしは抱えていた仕事を片付けて浦安の「枡田屋」に急いだ。
会社の同僚、T根川君の誘いを断って。
ズボンの裾をびしょ濡れにしながら。
7時前の「枡田屋」にはまだ誰も客などいなかった。
店に入り、ご主人の増田さんに会釈をすると、「7時前はいつもこんな調子なんです」と笑う。夜はまだまだ長い。「枡田屋」さんにとってはまだ宵の口なのだ。
カウンタ . . . 本文を読む
妻と娘がようやく帰ってくる。
妻は5ヶ月と17日ぶり。子供は初の関東上陸だ。
子供が帰ってくると、きっとふらふらと飲みに行くこともできないだろう。
そう思って、行きたくても足を向けなかった懸案の酒場に行こう、と思い立った。
浦安駅より徒歩5分、「和食 枡田屋」さんである。
このお店ができたことは2年前から知っていた。
けれども、ちょっと小ぎれいで中はほんのり薄暗く、入りづらい雰囲気 . . . 本文を読む
6月3日の試合以来、草野球は今日(7月23日)も含め、4試合続けて雨で流している。昨夜の天気予報では、今朝は「曇り」の予報で降水確率も「0%」だったのだが、未明から早朝にかけて降った雨のせいで、今季初の公式戦はまたも中止になった。
江戸川の河川敷は水はけが悪いのである。
しかしこりゃ、強くならんわな。このチーム。
梅雨で天候が優れない、なんてことは十分考えられること。予備日をとってスケジュ . . . 本文を読む
今年に入ってかれこれ6回目になる。
御徒町の大衆酒場「村役場」の暖簾をくぐるのは。
社長との打ち合わせで5回。そして、先日、会社のイベントとして行われた暑気払いで都合6回目ということになる。
会社が神田にあった一年前、社長との打ち合わせは様々な店がチョイスされた。当ブログにも掲載した「鶴亀」(居酒屋放浪記NO.0007)、そしてガード下の「大越」(同NO.0016)、その隣のお店「升亀 . . . 本文を読む
8回2死。代打で登場した広島の嶋重宣が0-2からのストレートを狙いすましたかのように強振。打球は美しい角度で横浜の夜空に舞い上がる。
その瞬間、1点リードで、この回の頭からリリーフした横浜の加藤武治が両手をあげて打球の行方を追う。
オーバーフェンスしてしまうと、ここまで丁寧な投球で広島打線を抑えてきた横浜先発の吉見祐治の白星を台無しにしてしまう。
だが無情にも、嶋の放物線を描いた打球は右翼 . . . 本文を読む
「立ち飲み屋ないじゃん。」
地下鉄東西線木場駅周辺の立ち飲み屋情報を読者の皆様に呼びかけてみたものの、有力な情報は得られず、行けばなんとかなるだろう、と前回の終了地点、門前仲町駅から立ち飲みラリーを敢行した。
なにしろ、深川木場は木材商の町。木材商の職人たちがこぞって集う酒場がたくさんあるはずだ。職人たちは長っ尻する店を嫌うだろうから、きっと立ち飲みのような店のほうが、むしろ多いのではないか . . . 本文を読む
2塁走者の井生崇光がホームインした瞬間、3塁側ベンチの原辰徳監督は険しい表情になって一言何か呟いた。
讀賣のサヨナラ負け。とうとう今季3度目の5連敗だ。
原監督の言いたいことはもっともだった。
何しろ、讀賣は9回裏、2死2塁の場面で外野手を極端な前進守備にシフトさせた。広島の打者が東出輝裕である事を考えれば当然のことだった。そして、東出は讀賣の守護神豊田清の変化球を捉え、豊田の足 . . . 本文を読む
7月2日の中日VS広島10回戦の試合前、カープベンチのホワイトボードに「新井打て」と書いた犯人は、何を隠そう前田智徳キャプテンだ。
このエキセントリックな職人はたまに粋なことをしやがる。
さて、昨年までの新井浩貴選手は黒田博樹投手が先発した試合で大抵ポカをやらかした。そのとき、黒田投手の形相は鬼のようだったし、一度、失策した新井選手に「アライ~っ」と怒鳴っているのを、テレビ画面から見たこと . . . 本文を読む