自惚れだが、草野球には勝負の駆け引きができる選手などいないと思っていた。
そもそも駆け引きする必要があるかどうかも分からないが、とにかく、草野球の投手にはストレートとカーブのコンビネーションでタイミングを外す以外に投球術がなくて、だから、打者はセンター返しを心がければ、打ち損じる以外は打てるものだと、自惚れていた。
しかし、11月26日、江戸川セントラルリーグの今季最終戦。対東京ウルトラマンズ . . . 本文を読む
10月も下旬だが、札幌の町はすでに寒い。
道行く人の服装ももう冬支度だ。
土曜日の昼下がり、札幌駅前。人の往来は多いが、浮かれた様子はない。デパートや建物もなんら変わり映えしない。
今日からプロ野球の日本選手権が始まる。開幕は名古屋からだが、それにしても、道産子たちは少しばかり心躍らせて、もっとあからさまにはしゃいでもいいのではないか。
闖入者の余計なお世話だけど。
一方のオレは無性 . . . 本文を読む
苦しかった日々が走馬灯のように甦ってくる。
雪の中の自主トレ。新チームでの戦い。雨で試合が流れ、募る不安。4番打者としての重責。全ては、昨日のドラフト会議で指名されるために、今年1年野球に身を捧げてきたのだ。
高校生の頃、あのパンチョ伊東氏の凛とした声で「第一位希望選択選手、広島東洋、熊猫刑事。内野手、Y千代西高校」。とアナウンスされる日を夢見てからはや17年。
とうとう、今年もプロ野球 . . . 本文を読む
「チャレンジしろよっ」。
昨年、広島カープの体たらくぶりはこの言葉に凝縮されていた(モザイクの一球NO.0016参照)。
そして、ブログは、最後に新監督ブラウン氏に対し「熱いハートでカープを再び戦う集団に導いてくれっ!」と締めくくった。
今季の順位はご存知の通り5位。昨年の最下位から僅かひとつしか順位を上げていない。
しかし、この充実感は何だ?
来季に向けた期待値は昨年のそれを上回って . . . 本文を読む
「母さん、オレは2週間で嫌になったよ」。
おっと、間違えた。これは「プラトーン」(オリバー・ストーン監督)の冒頭のシーンだった。
さて、気をとりなおして。
「父さん、お元気ですか。ボクは今、岩見沢の駅にいます。今朝はまだ辺りが暗い4時45分に家を出て、飛行機に乗り、ここに来たわけで。時刻は今、ちょうどお昼の12時になろうとしています。11時20分に札幌から着いた電車から乗換えようとしてい . . . 本文を読む
くそぅ、くそぅ、くそぅ、くそう。
くそぅの360乗。
悔やんでもくやみきれない。
昨日(11月11日)の土曜日、13時頃はスタジアムに行く気満々だった。けれど、支度をしているうちに段々面倒臭くなって。窓から外を覗いたら、雨がざぁざぁ降っていて。
「行くのメンド臭くなってきた」って妻に言ったら、「テレビで見たら」と。
そんなんで、結局ウチでテレビ観戦。
まさか、そんな劇的なゲームになる . . . 本文を読む
大学生・社会人のドラフト会議まで、あと2週間。
わたくし、熊猫の事実上最後のアピールの試合が11月5日、江戸川河川敷にて行われた。
結論から言おう。
充分、アピールできた、と自負している。
まず、ダブルヘッダーの第一試合。
対「ノーリーズン」戦。
4番左翼手で先発出場。2打数1安打、1四球。
初回、無死3塁に走者を置いて四球。その後、すかさず2盗成功。
2打席目は次の2回、先頭 . . . 本文を読む
飛行機の出発まで、まだ2時間も時間があった。
小倉で仕事を終え、新幹線で博多に。博多から空港までは地下鉄でものの5分程度だ。
どっか、立ち飲み屋みたいな店ないかな。
そう思いながら、博多の町をうろつくと、3分も経たないうちに立ち飲み屋はみつかった。
しかも、店頭には「焼酎全品100円」と書かれている。
ラッキー!
早速暖簾をくぐった。
店はまだオープンして間もないようだ。
カウ . . . 本文を読む
わたしの運命を決める大学生・社会人のドラフト会議まで、あと3週間をきってしまった。
この間、我が草野球チームの試合は雨で試合を流し、まるまる一ヶ月間ブランクになってしまった。
これは、痛い。痛すぎる。
打率 .333。打点は僅か1、の人間にとって、この追い込みとなるラスト1ヶ月間にアピールできなかったことは非常に厳しい。
この1ヶ月間、球界はいろんなことがあった。
パ・リーグのプレー . . . 本文を読む