小さな灯火を点したような店である。その灯火の温かさにじんわりと触れるだけで幸せな気持ちになる。 そんな酒場である。 . . . 本文を読む
お造りには、「活真つぶ刺し」、そして「イカ刺し」。 この2つの刺身は八戸における絶対的な魚介である。まずは歯ごたえが違う。イカの弾力感。それはつぶ貝も同様である。 また、刺身が地酒によく合うのである。 「男山」は八戸酒造の辛口だ。 北東北の酒肴は塩が効いていて、若干辛い。これを辛口の酒で流し込む。このハーモニーは絶妙。まさに潮騒のメモリー。 . . . 本文を読む
ポジションして数十秒で「いい店」と判断した。 キッチンスペースの横には干し肉のようなものが整然と置かれている。なんだろう? メニューを見ると「牛肉のするめ」という単語が目に着く。なるほど、あれがその「牛肉のするめ」か。しかし、言い得て妙。「牛肉のするめ」とは酒飲みのツボにはまること間違いなし。 . . . 本文を読む
5月28日(土)妻の作った味噌汁
おはようございます。
米国の現役大統領であるバラク・オバマ氏が広島を訪問しました。
核兵器のない新たな世界の扉が開いていくのでしょうか。
そんな期待感が世論を包んでいます。
しかしながら、日本は2015年の核拡散防止条約に賛同していません。同様に賛同していない米国に配慮したとの見方が優勢ですが、
果たしてそうなのでしょうか。これは日米の . . . 本文を読む
4人掛けの席に一人で座る。そして、ボクは迷わず「ナポリタン」を頼んだ。 上野の純喫茶はいずれも「ナポリタン」のクオリティが高い。 例えば、「六曜館」(「喫茶さすらい」未掲載)。 けれども、「王城」の「ナポリタン」はその上をいく。 パスタとからむトロトロのケチャップ。これぞ喫茶店の「ナポリタン」。 . . . 本文を読む
スペインビールとマッシュルームをいただく。 スペインといえば、「マッシュルームの鉄板焼」(600円)。 これ、マスト。 スペインのちょい悪オヤジらは、マッシュルームに命をかける。 . . . 本文を読む
正直、ボクはこういう店、苦手である。酒と肴が異様に高いからだ。 だって、この日ボクが口にしたのは生ビール(556円)と「イタリアなレバ刺し」(473円)。 ビールはプレモル。量も少ないし、ホップの匂いはきついし、最悪だ!と思っていたら、これが556円とは! . . . 本文を読む
店に入りカウンターに陣取った。 「へい、いらっしゃい」。 威勢よく挨拶を配られた。 さて、何を飲もうか。一見のくせに何度か来ている風を装い、ボクは平静に努めた。厨房の短冊メニューを見て、そして背後の短冊にも目を向ける。 後から来た客がボクの横に立ち、彼はすぐさま注文した。 ちょっと焦る。 ほほぅ、ホッピーはないのか。そうすると、まずは生ビール(300円)で様子をみよう。 . . . 本文を読む
5月22日(日)きたみcoofeeのエチオピアモカ/明治堂のカンパーニュ
おはようございます。
沖縄でまたしても理不尽に命が奪われました。
もし、ボクがその娘さんの父親だとしたら、とても平常心ではいられません。
時々、考えることがあります。もし、自分の子どもが理不尽に命を奪われたなら、その先どうやって生きていけばいいのかと。
いえ、命を奪われるだけでなく、その後無残にも、人の尊厳を踏 . . . 本文を読む
子どもらと来ると、ボクらは決まって、「二八そば」を食べる。 550円。安くはない。駅そばのほぼ倍の値段。 けれども、薫りがいい。これが国産粉だからかは分からないが、微かな香りが爽やかだ。蕎麦は中打ちか、若干外殻が入っている。腰があって、喉越しは抜群。 汁はやや甘目か。もう少しキリッとした汁でもいいと思うが、外殻を用いた蕎麦粉とバランスをとっているのかもしれない。 . . . 本文を読む