栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

利便性=集客力アップではない

2010-12-22 10:25:34 | 視点
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集客できる地方とできない地方、その違いはどこにある。(3)
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◆不便さこそがプラスに働く

奈義町現代美術館と地中美術館の決定的な違いは一方が岡山県奈義町にあり、他
方が香川県直島にあることだ。

こう説明すれば、なにをバカなことをと言われそうだが、実はこのことこそが重
要な違いなのだ。

両美術館とも地の利は悪い(辺鄙な場所にある)ということはすでに述べた。た
だ、一方は辺境の地と言っても陸続きなのに対し、他方は島である。それも橋がか
かっていない島で、そこに行くには船で渡るしかない。

他方、奈義町現代美術館は岡山県と鳥取県境の過疎地にあるとはいえ、陸続きに行
ける。
どちらが行きやすいかといえば、当然、陸続きで行ける方だろう。

ここでは利便性がマイナスになる。

では、島に渡った人はどうか。

こちらは不便さがプラスに働く。

多くの人が勘違いするのは利便性=集客力アップという図式である。

         (略)

◆閉鎖性+エリア内魅力アップ

直島の地中美術館に来館者が多いのは離島という閉鎖性が理由だけではない。

これは開放エリアである奈義町現代美術館でも同じだ。

では閉鎖性、開放性以外に両者は何が違うのか。

いずれにしろ集客に成功している所は



次は佐賀県有田と鳥取県智頭町の例を見てみよう。


           (以下、略)




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