

山の会の曽我丘陵・自然観察会に久しぶりに参加しました。
世界的にも稀な陸上プレート境界・フィリピン海プレートと
北米プレートの衝突面が地上に顔を出した国府津・松田断層崖
を歩きました。
仲間の”地震博士”が曽我丘陵の成り立ちなどを相模湾を見下ろす
高台で話してくれました。
曽我丘陵はみかん畑が延々と続きました。
サイズが不揃いで実がまだ青く美味しそうに見えなかったですが、
貯蔵性に優れており古くから小田原みかんとして産地のみかんが
なくなるころに出荷されるようです。

なだらかな丘陵を歩いていたら、藪の中にアケビが垂れ下がって
いるのを見つけました。
本ブログにときどきコメントを書いてくださるトリトンさんは
無類のアケビハンターで毎年100個以上採取されるそうです。
仲間の力を借りて背の高い私は頭上のアケビを3個もぎ採ることに
成功しました。
女性に渡したら種まで噛んでしまい、のどがいがらっぽいと
いわれました。
アケビは食べごろを過ぎていましたが、山の幸との出会いに
一行は盛り上がりました。



途中、いろいろな野菊が道端に咲いていました。
ノコンギク、シロヨメナ、ユウガギク、ヤマシロギクなど。
野菊の見分けに自信がなく口惜しい思いをしました。

みかん畑の中にネコがいて数100メートル私たちの後を
つけてきました。
ネコ好きがいて「あれは野良じゃないよ」と声がしました。
六本松跡の手前でネコは立ち止まって最後尾の私に目を向けました。
ここで別れることを告げたように仕草でわかりました。