
毎日書道展のチケットを頂いたので行ってきました。

毎日書道展の楽しみの一つは同時開催される特別展示です。
昨年の特別展示は「篆刻家 松丸東魚の全貌」でした。
丁度、篆刻中心に勉強している時だったので、その豊富な展示品の数に感激しました。
今年は、「生誕110年記念・松井如流ー書・学一如の生涯」です。

松井如流は、1900年秋田県生まれの書学者です。
漢隷や大字などの代表作から、自詠の歌を書いた色紙や歌集、著書、文房四宝など見応えがあります。
このほかにも、川端康成の求めに応じて揮毫した全集の題字、二世中村蘭臺・松丸東魚らが刻した自用印、安藤聖空、田中塊堂ら交流のあった書家からのはがきなど、お宝の山でした。
特別展示をゆっくり鑑賞したあと、昼食。
人気の「オルセー美術館展2010」も開催しているので、美術館内のレストラン、喫茶室はどこも満員。
相席でなんとか食べれました

食後、毎日書道展の全部は見きれないので、毎日書道会役員や受賞者の作品を鑑賞して帰りました。

↓パンフレットに松井如流の言葉が書いてありました。

抜粋すると、
「現代に生きる表現とは何か。たんなる装飾性に富む派手な表現だけに終始し、心がそこにないならば、書の価値はどうなるのであろうか。苦悩と懐疑とを持ち続けながら、少しでも心と形と一致した境地へと近づきたいものと念願しつつ、歩み来たった私の道をかえりみるのである。」
肝に銘じて、「心と形と一致した境地」を書いてみました。
*毎日書道展は、8月1日(日)で終了です。
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