毎日書道展に初出品初入選した友人と先週は東京都美術館の特別展示へ、一昨日は入賞作品や特別展示を観に国立新美術館へ行って来ました。
毎日展は、人目を引く斬新な作品も多いですが、楽しみなのは特別展示。
今年は、「手島右卿の書芸術ーその世界性」です。
手島右卿は、文字の持つ意味内容を造形する「象書」の創始者で、世界的にも活躍した少字数書のパイオニアだそうです。
絵のように文字を表現したいと日々思っていますが、それは「象書」という名がついた分野だったのだと、恥ずかしながら今頃知りました
代表作の「抱牛」は、先週上野の森美術館に展示されていたそうで、
残念ながら本物は見そびれてしまいましたが、複製品が展示されていました。
草書の「抱」と篆書の「牛」の破体(違った書体の組み合わせ)で、重なり合う線が牛を抱いているように見えます。
破体も以前からやってみたいと思っていましたが、全く違う書体を違和感なく調和させるのは、かなりハードルが高く、なかなか挑戦出来ずにおりました。
見出しの「抱牛」は、大先生の線質も造形も真似できないので、私なりの表現で書いてみました。
気に入らない点は多々ありますが、何枚書いても納得いきそうにないし・・・今の実力はこんなもんかな
もっともっと頑張らなくちゃ
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昨日は、友人のアンさんが所属する日本デザイン書道作家協会主催のワークショップ「入門基礎編」に参加しました。
デザイン書道は、商業書道といわれる分野で、商品やお店のロゴを筆と墨を使ってデザインします。
芸術書道と大きく違うのは、パッと見てすぐ読めること。
だからといって、実用書道のようにカチッとしたものではなく、商品のイメージ表現が要求されます。
今回は、その書き方を筆使いから丁寧に教えていただきました。
優雅で上品な線、可愛く見える線、素朴な線、大胆で力強い線の4種類の書き方を教わった後、それぞれイメージでカタカナの文字を書きました。
最後に、「奈々」というお店のロゴを2種類、違うイメージ(上品でおしゃれな「日本料理」の料亭のイメージと可愛い感じの「こども服」とおもちゃのお店のイメージ)で仕上げ、最後にホワイトボードに貼って鑑賞しました。
ワークショップの様子はアンさんもブログに載せています。→☆
思うように書けず、少々落ち込みましたが、気づかされることも多く、実りある3時間でした
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一つ前のブログで、ちょっと触れましたが、水上温泉で泊まった宿の部屋に飾ってあった拓本の掛け軸が良かったので、帰宅後、これを元に書いてみました。
書く前に「月落烏啼」で検索したら、教科書にも載っている有名な七言絶句だとわかりました。
不勉強でお恥ずかしい
月落烏啼霜満天 月(つき)落(お)ち烏(からす)啼(な)きて霜(しも)天(てん)に満(み)つ、
江楓漁火対愁眠 江楓(こうふう)漁火(ぎょか)愁眠(しゅうみん)に対(たい)す。
姑蘇城外寒山寺 姑蘇(こそ)城外(じょうがい)の寒山寺(かんざんじ)、
夜半鐘聲到客船 夜半(やはん)の鐘声(しょうせい)客船(かくせん)に到(いた)る。
月は沈み、カラスが鳴き、霜気が天に満ちている。
川岸の楓(かえで)の間から漁火(いさりび)が見え、旅愁で眠れないわたしの目に映る。
姑蘇城外にある寒山寺から夜半を告げる鐘の音が、この舟にまで聞こえてきた。
作者は中唐の詩人「張継(ちょうけい)」で、この「楓橋夜泊(ふうきょうやはく)」一首で後世に名を残したそうです。
寒山寺は、この詩によって、観光名所となり、除夜の鐘を聞くと10歳若返ると言われ、大晦日には日本からの観光客も多いそうです。
私も行きたい!
寒山寺には、明代に蘇州の文人「文徴明(ぶんちょうめい)」が書いたこの詩の石碑があり、明清代の人々はその拓本を購買したそうですが、長い年月で磨耗したため、蘇州の清の学者「兪えつ(ゆえつ)」(えつは木偏の越)が彫りなおしたそうで、現在、出回っている多くはその拓本のようです。(宿のもこれです。)
寒山寺参詣の土産としても人気が高いとか。
宿のご主人も行ったのかなあ~。
水上に行く前に知っていたら、いろいろ聞けたのにな。
いろいろわかってきたら、ますます書きたくなって、自分なりに創作したりして夢中になって書きまくりました。
楽しかった~(笑)
UPしたのは、最後にもう一度、拓本の写真を参考に書いた一枚です。
私の撮った写真なので、細かい部分の臨書はできていません。あしからず
一つ前のブログに書いた「水上」は、残った墨で書きました。
すっかりさぼり癖がついて、水上のブログもやめようかな~と思いましたがこの拓本のお陰で、久々に投稿できました。
相変わらず、未熟な書を載せていますが、お立ち寄り下さり、ありがとうございます
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先週末、一泊で水上温泉に行って来ました。
谷川岳登山客も多いですが、今回は山歩きなしで温泉のみ
利根川沿いのお散歩しながらのんびりしてきました。
利根川では、ラフティングが楽しめたり、
橋の上にはバンジージャンプ台もあります!
どちらも挑戦しませんでしたが
宿泊は、景観が悪いのを詫びつつ真心こめたおもてなしをうたっている宿。
前日まで剣道部の合宿で高校生が泊まっていたそうですが、この日は私達のみで、、
至れり尽くせりのおもてなしをして頂きました
温泉もつるつるで気持ち良かった~
部屋の床の間の書の掛け軸も良かった~
内容も良さそうなので、書いてみたくなりました。
これについては次のブログで
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前々回、前回も「涼」を書きましたが、風鈴に見立てて書いたら涼しさが増すかな~と思い、またまた挑戦しました
そもそも「涼」を書こう!と思ったきっかけは、風鈴の音色を聞くと身体の表面の温度は下がる、という実験をやっていたテレビ。
涼しさを体感してもらえるような書が書けたらいいなあ~と思ったのが始まりであります。
偶然、友人のアンさんも、そのテレビの話題に触れたブログ音で涼感を投稿しているのを見つけ、そこにUPしている風鈴がかわいくてイメージピッタリだったので、、今回の「涼」は、これを参考に書かせて頂きました
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出光美術館では、8月18日まで「文字の力・書のチカラⅡ―書と絵画の対話」を開催中。
平安時代から現代に至るまでの、美しい仮名の散らし書きや遊び心のある書など、様々な書表現が楽しめます。
書の表現の幅を広げたいと常々もがいている身としては、大変勉強になります
見出しの書の「涼」は、「すずしい」という意味を持つ文字をより涼しく書で表現したいと、前回から挑戦。
前回は考えた割には平凡な仕上がりになってしまったので、今回はもっと遊び心を交えて書こう!と思いましたが、まだまだ消化不良
遊び心のある書は、実力があってこそ、生きるのだなあ~と痛感しました
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猛暑続きの中、涼を求めて、今日も山歩きしてきました。
出発地点は、JR武蔵五日市駅からバスを利用して千足バス停。
天狗滝、綾滝を経由して、つづら岩から馬頭刈尾根を大岳山に向かうコースです。
天狗滝。
綾滝。
どちらの滝も、先週見た百尋の滝ほどのしぶきはありませんが、夏山の滝は、やはり気持ちいい。
音が聞こえるだけでも、涼しくなります。
つづら岩は、ロッククライミングの練習場にもなっている迫力ある岩場です。
今日は曇っていて眺望はよくないですが、馬頭刈尾根から特徴ある形の大岳山が見えました。
今回は、大岳山頂には行かずに下山
先々週と同様に、駒鳥売店さんに寄って、ぎんちゃんと遊んで(今日はなでさせてもらいました♪)、帰ってきました。
本日の歩行時間は、約4時間半でありました
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「瀧(滝)」篆書体
今日の山歩きは蒸し暑い中、昨年の4月に行った川乗山(川苔山)。
今日のコースは、JR奥多摩駅からバスを利用して「川乗橋バス停」から出発。
百尋の滝を経て、川苔山山頂へ向かいました。
百尋(ひゃくひろ)の滝は、奥多摩随一の落差。
マイナスイオンをいっぱい浴びてきました
山頂は、やはり涼しい~。
前回、枯れ枝だった木々は生い茂り、花をつけているものもその隙間から富士山がかすかに見えました。
下りは、前回と同じ鳩ノ巣駅に向かうコース。
山アジサイの咲く道を下りてきました。
歩行時間は休憩を入れて約6時間10分でした。
今日は、関東甲信越地方が早々と梅雨明け宣言!
いよいよ夏本番です
見出しの書ですが、どちらを載せようか迷ったので、両方載せました
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