「雪」
4月に入り、寒暖の差が激しく、
今日は、見頃を過ぎた桜が、雪交じりの雨に濡れていました。
見出しの「雪」は、昨日受講した月1回通っている書道講座に持参した半切課題の一文字。
中国 後漢時代の石門頌 (AD148年) 風に書いたものです。
ブログを始めた当初、月1回の講座の課題をUPしていましたが、今も変わらず通っています。
この講座の日は、何故か雨が多く、昨日も雨でした。
その講座の先生との出会いは、約10年前。
師範試験を受けるために受講した事前講習会で、講師をされていたのが先生です。
その筆さばきを目の当たりにして興奮したのを覚えています
今に繋がる書道を始めたのは、さらに、その12~3年前。
主人の転勤で、同じ先生に長く教わることはできませんでしたが、その代わり、複数の先生に様々なジャンルの書を学ぶことができました。
目標としていた文科省認定の毛筆書写検定1級を取得した後、通信教育に切り替えて、基礎から学び、独学で師範!という新たな目標に邁進しました。
師範の会場受験は、文科省認定の書写検定と同じく、時間内に実技と理論問題を行う試験です。1番難題の半切(135㎝×35㎝)の創作課題が書写検定は1点のところ、師範試験は2点なので、少々ハードルが高めですが、挑戦し甲斐がありました。
そして、事前講習会。
博識で、漢字も仮名も、どんな書体書風でも、バンバン添削していく先生の姿に接し、この先生に習いたい!いずれこの先生に習おう!と心に決めました。
それが実現したのは、それから5年後でした。
書道に続き翌年ペンの師範取得後、いよいよ!と思った時には、先生が体調を崩され、長期療養に入られていたため、考えた末、もう一度、基礎から2年間書道教室に通い、続いて1年篆刻教室に通い、次の目標の書道・ペン・篆刻の生涯学習インストラクター1級の資格を取得完了し、さあ次はどうしよう・・・と途方に暮れていた時、なんと先生が復帰され、やっと念願が叶ったのです。
それから、約5年、月1回先生の熱心な指導を受けてきましたが、先月から再び体調を崩され、昨日は別の先生の代講でした。
すっかり気が抜けてしまいましたが、代講の先生にも以前教わったことがあるので、成長した姿を見てもらおうと、前夜奮闘したものの空回り。
半切の創作課題4点の中で、褒められたのは、この「雪」一文字だけでした
「雪」が入った課題の全体はこんな感じです(左端)。

右隣は、先生に見てもらいたくて一生懸命書いた石門頌の臨書。右端は、その原帖です。
石門頌は、摩崖(岩を平らにして文字を彫り込んだもの)なので、石を削る気持ちで書きました。
一日も早く、先生がお元気になられるよう祈るばかりです
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