青山美智子さんの小説「ただいま神様当番」は、神様のお願いを叶えるお当番さんたちの連作短編集😄
神様が順番にお当番さんに選んだのは、毎朝7時23分のバスに合わせて停留所にやってくる知り合いではないけれど、いつも同じ顔ぶれの5人。
そして、期せずして神様当番をするはめになったその5人の5つの物語が収録されています。
お当番さんのしるしは、腕に書かれた黒くて太い「神様当番」の文字!
神様のお願いを叶えるとその文字は消え、神様は新しいお当番さんのもとへ。
それぞれの悩みを抱えた5人に対する神様のお願いは、実はそれぞれが望んでいたことで、文字が消えると同時に目の前が開けます。
表紙の帯にあるように、こんな神様なら来てほしいと思ってしまいます。
文字を隠すために暑い日でも長袖を着るのは大変だけど😅
表紙の装画を手がけたミニチュア写真家の田中達也さんと青山美智子さんの巻末の対談も興味深く、面白かったです。