6月は、厚生労働省が主唱する男女雇用機会均等月間となっている。第29回目を迎える今年は、「踏みだそう ポジティブ・アクション! ~男女ともに力を発揮する企業が未来を担う~」をテーマに、主に「ポジティブアクションの促進」に重点を置いて展開することとしている。
「ポジティブアクション」とは、固定的な男女の役割分担意識や過去の経緯から男女間に生じている事実上の格差の解消を目指して、採用・職域拡大・管理職登用等において、女性のみを対象とする、または女性を有利に取り扱う取組みをいう。
ポジティブアクションに関しては、厚労省の『ポジティブアクションメッセージ集』が秀逸なので、ここで紹介しておきたい。
これは、平成24年3月に、ポジティブアクションに取り組んでいる企業の実例を、『I. 企業向けメッセージ集』と『II. 女性社員向けヒント集』との2分冊の形でまとめ、ウェブサイト上に公開したもの。
『I. 企業向けメッセージ集』は、女性を活用している企業14社の経営者へのインタビューを中心に、「ポジティブアクション・チェックシート」等が盛り込まれている。
『II. 女性社員向けヒント集』は、管理職や専門職として活躍している女性たちからのメッセージを掲載し、「仕事に対する姿勢チェックシート」で自己分析をさせて、将来のキャリアビジョンが描けず不安を抱える女性などに向けてステップアップへのヒントを与えるという構成になっている。
どちらも、現場の“生の声”を取り上げているので、具体的なイメージが湧き、参考になりそうだ。経営者・労働者いずれの立場でも、一読しておく価値があるだろう。
【参考】 厚生労働省サイト > ポジティブアクションメッセージ集
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