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今年はもう余程のことでは驚きません。
何と今日は、桜の季節を通り越して、
4月下旬頃の気候だそうです。
“その冬の3月は例えて言ったなら、
小羊の中でも一番従順な優しい
小羊のような具合に訪れて来て、
爽やかな、黄金色の、ひりひりする日々をもたらし、
その昼の後には凍るようなピンクの黄昏が続き、
やがて黄昏は、妖精のような
月光の国へと消えてしまうのだった。”
【「アンの愛情」 第27章】
『アンの世界』 では、
3月は当然のことながら、まだ冬なのでしょうね。
それにしても、今年は “春は名のみの・・” とか、
“春浅し” なんて言った、春を今か今か・・
と待ち望む日本独特の美しい言葉が
消えてしまったことに、少なからず危惧を覚えます。
尤もあの 「アンの世界」 にも・・。
「この頃じゃ母さん、普通の冬は来ないらしいね。」
(これはアンの子供、ウォルターの言葉ですが)
既に100年前に、こんな会話が、
交わされていたのですから驚きます。
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俄かに、しかも、たわわに咲き乱れています。
“冬中自分の時間は1分もなかった
アンは、春の喜びを衣裳とし、
文字通り、庭で明け暮れした。”
【「炉辺荘のアン」 第14章】
春が来て、アンの喜びが伝わって来るような文章です。
これも厳しい冬があるからこそ、のことだと思うのですが、
今年のこの気候・・アンなら何と言うのでしょう・・。