【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

“三色すみれ” のカップ

2007-03-27 17:32:33 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編
   今朝は又、一面灰色の空で明けました。
  昨日は、やっといつもの空が戻ったと喜んでいたのですが・・・。

   でも、こんなことばかり言っていられませんね。
  どこからか、アンのこんな言葉が聞こえて来そうです。

 


   「・・・朝はどんな朝でも良かないこと? 
  その日にどんな事が、起こるか分からないんですものね。
  想像の余地 があるからいいわ。・・・・・」




    “その日にどんなことが起こるか分からない・・・” 
  本当にそうですね。

   迂闊うかつにもこの言葉、
  私はこれまでずっと “素晴らしい出来事”
  位にしか捉えていませんでした。

   でも、今回の 「能登半島地震」 のように、
  逆のこともあり得る訳ですね。
  いいえ、人生にはそちらの方が、どれだけ多いことか・・・。
  そう言えば・・。




   「辛いことや悲しいことは、
  じっとしていてもやって来るけれど、
  楽しいことは、こちらから出向かなければ出会えない」
 

   トルストイでしたか・・? こんな言葉がありました。
  そうそう、前述のアンの言葉も次のように続くのです。

 


    「でも、今日雨降りでなくて嬉しいわ。
  お天気のいい日の方が、辛いにしても我慢しやすいし、
  元気にしていられますもの。・・・・・」
 
                                     【「赤毛のアン」 第4章】

  


 
         【三色すみれのカップ】                   【バルトーク】




   午前中は、何とか
  持ち堪えていた空も
  午後にはとうとう降り出しました。

   朝から連日、美しい歌声を
  聞かせてくれていた鶯も、
  気が付けば、いつの間にか
  いなくなったようです。

   ちょっとサイクルは早く
  なりましたが、その鶯の声を
  背景に、珈琲タイムを・・
  と思っていたのですが・・・。

   今、庭には「三色すみれ」が、
  盛りです。

   これまで 「すみれ」 のカップは、
  2度ばかりこちらで紹介しましたが、
  よもや、このような「三色すみれ」のカップを持っていようとは・・・。

   取り敢えず、今の 「すみれの季節」 に間に合って良かったです。
  (写真の 「すみれ」 のポプリは、今年2個目です)

   鶯の声を背景に・・の、ロマンティックな、もくろみは、
  もろくもはずれてしまいましたが、その代わりに取り出したのは、
  いつもとガラッと趣向を変えて 『バルトーク』 です。

   それと言うのも、一度は来月、地元に来るので、
  観るのをやめた映画、『善き人のためのソナタ』が、
  今上映中の劇場で金曜日に千円で観られることを知り、
  気持ちが動いたことに他なりません。

   ナチスとバルトーク。ハンガリー人でありながら、
  彼もナチスに追われ、アメリカに亡命したのですものね。
  曲は最後の作品となった、『管弦楽のための協奏曲』 を含んでいます。

   (もう一曲は 『弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽』) 
  ジェイムズ・レヴァイン指揮、シカゴ交響楽団の演奏です。