【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

そこにある幸せ

2007-03-22 16:46:41 | 香る庭の花綴り
   今日も昨日同様、快晴の空となりました。
  ただ違うのは、薄らと絹のカーテンが、
  かかっていることかも知れません。

   そして・・朝こそ冷えましたが、
  今日は予報通り、暖かくなりました。









 



   「ああ、母さん、今日は春のような匂いがするわ。」
  「母さん、春ってわくわくする季節ね。」
    
                               【「炉辺荘のアン」 第22章】

 


   これはアンの娘、ナン の言葉ですが、確かに春の匂いって、ありますね。
  私も空気の中に、独特の匂いを感じました。

   例年、2月にも、“春の兆しの匂い” 
  とでも言うのでしょうか。その匂いに接しています。
  今年の2月は暖かかったのですが、それでもそれは健在でした。



   気紛れなお天気の神様が、やっと運んでくれた“春”。
  アンではなくても精一杯、満喫したくなります。

   すみれは相変わらずですが、少しずつ
  新しい花も加わって、賑やかになって来ました。

   


   「1年のこの季節には、あたしは
  自分の言うことには、
  何にも責任はないんですのよ。

   このことは、この辺の人は、皆知っているんです。
  あたしは元から春になると
  少し気違いじみて来るんですの。
 
   でも素晴らしい気違いですのよ。
  あの砂丘の上の霞が、踊る魔女のようじゃありません? 
  あの水仙に気がお付きになって? 
  あんなに見事に咲き揃った水仙は、炉辺荘では
  今まで一度もありませんでしたわ。」
        
                              【「炉辺荘のアン」 第14章】



   アンの言う素晴らしい気違い・・分かる気がします。
  それにいつも思うのですが、アンは “今” を
  とても大切にし、楽しんでいます。

   水仙しかり、春しかり・・。
  “今年の春は今迄で一番美しかった”
  とか、“こんなに見事に咲いた水仙は初めて” 等など・・。

   “あの頃は良かった”、
  “あの時は幸せだった・・” とは、大変な違いです。

   今の幸せと、過去の幸せ・・。
  今の幸せに気付かないなんて、何とも勿体ないですね。