【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

今日は、ミス・マープル気分!?

2007-11-08 19:01:37 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編




   暦の上では立冬ですが、
  見事に何もない空で明けました。

   鮮やかな日本晴れ!!
  そう言えば・・
  昨夜は、珍しく降るような星空・・。

   ちょっと大袈裟かも知れませんが、
  少なく共、近年これ程の空は、
  見た事がないように思います。
  しばし見とれていたものです。

   




   「・・・ 今夜は、
  星が綺麗じゃない? 
  小母さん、もし星に住むとしたら、どれに住みたいこと? 
  あたしだったら、あのずっと向こうの暗い丘の上にいる、
  あの美しい光った大きなのにするわ。」
       
                      【「赤毛のアン」 第10章】



   アンでなくても星空は、人を詩人にさせますね。
  昨日もそうですが、又々、小春日和の今日も、
  午後のひと時は、庭で・・ と、なりました。

   (写真は、我家の紅葉の木。
  今年は、まだ葉が黄色です)    

   それにしても、暖かくて気持ちの良い天気です。
  ついつい長居を・・。

   ちょっぴり・・アガサ・クリスティーの、
  「ミス・マープル気分!?」 と、言った所でしょうか。

   そう、お茶が大好きで、編み物片手に、ロッキング
  チェアに座り、巷の動きをつぶさに観察している、
  ミス・マープルの事。典型的なイギリス婦人です。

   そうこうしているうちに・・
  家の前に、やおら車が止まりました。



   どうやらお向かいの家に
  用事があるようです。
  
   男性が一人車から降りて来ました。
  手には、ダンボールの函。

   インターホンも、鳴らしません。
  でも、ご主人とは違います。
  お宅は留守の筈。

   先程奥様が、車で出掛けて行く姿を
  見ていますもの。“一体、どなた?”



   勝手に門扉を開けて入って行き・・
  玄関で鍵をガチャガチャ。

   どうやら合鍵を持っているようです。
  程なくその男性は、出て来ました。

   今度は、先程とは違って数倍、
  大きな函。中には一体何が・・!?

   でも、ミス・マープルは、そこに、
  明らかに異変を感じ取っていた・・。

   ~なんて・・。
  いえ、いえ、そんな事はございません。

   でも、何気ない日常の出来事も、そこにちょっとフィルターをかけますと、
  いきなり 「サスペンスドラマ」 の世界なのですね。

   それにしましても・・。
  外にいると、家の中では気付かなかった日常が、
  様々に行き交っている事に改めて気付かされます。
  当然と言えば、当然ですが・・。

   最後になりましたが、今日のカップは、信楽焼です。
  秋になると、なぜかこんな土物の器が恋しくなります。

   土と一緒という・・
  安心感と優しさ、温かさが、その理由かも知れません。