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見事に何もない空で明けました。
鮮やかな日本晴れ!!
そう言えば・・
昨夜は、珍しく降るような星空・・。
ちょっと大袈裟かも知れませんが、
少なく共、近年これ程の空は、
見た事がないように思います。
しばし見とれていたものです。
「・・・ 今夜は、
星が綺麗じゃない?
小母さん、もし星に住むとしたら、どれに住みたいこと?
あたしだったら、あのずっと向こうの暗い丘の上にいる、
あの美しい光った大きなのにするわ。」
【「赤毛のアン」 第10章】
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昨日もそうですが、又々、小春日和の今日も、
午後のひと時は、庭で・・ と、なりました。
(写真は、我家の紅葉の木。
今年は、まだ葉が黄色です)
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それにしても、暖かくて気持ちの良い天気です。
ついつい長居を・・。
ちょっぴり・・アガサ・クリスティーの、
「ミス・マープル気分!?」 と、言った所でしょうか。
そう、お茶が大好きで、編み物片手に、ロッキング
チェアに座り、巷の動きをつぶさに観察している、
ミス・マープルの事。典型的なイギリス婦人です。
そうこうしているうちに・・
家の前に、やおら車が止まりました。
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用事があるようです。
男性が一人車から降りて来ました。
手には、ダンボールの函。
インターホンも、鳴らしません。
でも、ご主人とは違います。
お宅は留守の筈。
先程奥様が、車で出掛けて行く姿を
見ていますもの。“一体、どなた?”
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玄関で鍵をガチャガチャ。
どうやら合鍵を持っているようです。
程なくその男性は、出て来ました。
今度は、先程とは違って数倍、
大きな函。中には一体何が・・!?
でも、ミス・マープルは、そこに、
明らかに異変を感じ取っていた・・。
~なんて・・。
いえ、いえ、そんな事はございません。
でも、何気ない日常の出来事も、そこにちょっとフィルターをかけますと、
いきなり 「サスペンスドラマ」 の世界なのですね。
それにしましても・・。
外にいると、家の中では気付かなかった日常が、
様々に行き交っている事に改めて気付かされます。
当然と言えば、当然ですが・・。
最後になりましたが、今日のカップは、信楽焼です。
秋になると、なぜかこんな土物の器が恋しくなります。
土と一緒という・・
安心感と優しさ、温かさが、その理由かも知れません。