

薄ら寒そうな、灰色の空になりました。
朝は、深く垂れ込めた雲の影響からか、
それほどの気温低下はありません。
ただ日中も同じ状態でしたので、
気温上昇は望むべくもありません。
ひたひたと近付く冬の足音を、
俄かに聞いたような気がしたものです。
そう言えば、小春日和そのものが、冬の季語なのだそうですね。
「・・・あたし、お料理は出来ないけれど、
癇癪を押さえる事は出来てよ。それは大事な事よ。
それにあたしは、一度もお天気の事をこぼした事がないの。
それは更に大事な事だわ。・・・・・」
【「アンの愛情」 第10章】

アンと一緒に暮らす事になった、
アンの友達、フィル の言葉です。
天気の事は、こぼすものでは
ないと言われていますが、
このように 『赤毛のアン』 に、
既に記載されている事に驚きます。
さて今日も、いつもの如く
前置きが長くなりました。
外が灰色、いいえ、アースカラーの
日には、ぴったりな物がありましたね。
そう、アロマキャンドルです。
こんな日は、仄かに灯るオレンジ色の灯りが、なぜか恋しくなります。
その焔に薔薇の香り・・と来るのですから、もうたまりません。
そんな事もあって、
久し振りに 『カフェ 「薔薇の詩(ポエム)』 の開店です。
開店は、自由気儘。1週間に1回の事もあれば、2、3回。
はたまた、1ヶ月に1回の事も・・。~なんて。
この所、“和” が続きましたので、
これも久し振り、薔薇に拘(こだわ)ってみました。
キャンドルも薔薇。カップも薔薇。バラ、ばら、薔薇・・。
薔薇の香りで、心は春になりました。