
暫くして空を見ますと、
今度はこんな鯖雲に。
昨日以上の穏やかな
小春日和となりました。
こんな日は、外出するのに
逡巡する理由など何もありませんね。
ちょっぴり億劫な買い物も、
鼻歌混じり? というものです。
お天気一つで、人間って、こうも簡単に
幸せになれるものなのですね。


芸術的な? 鱗雲に、
思わず見とれていました。
行きも帰りも今日は、
上ばかり見ていたような気がします。
帰り途は・・。
やはり今日も、道草になってしまいました。
と言っても、知らない途ではなく、遠廻り。
先ずは、リラ版 『恋人の小径』 に行ってみる事。
大好きな曲がり角の紅葉が、気になって・・。
街の記念物の古木の銀杏は、
まだまだ緑でしたが、
『恋人の小径』 の方は、薄らと・・。


必ず押して歩きます。
森の径ではありませんが、
森に続く径・・そんな錯覚を覚えます。
アンのこんな言葉が、頭をよぎります。
「・・・今日は、何て森が静か
なんだろう・・・梢を渡る微風の他には
囁き一つ、聞こえやしない、
風の音が丁度、遠くの海岸に打ち寄せる
波のように聞こえるわ。
森って、何て気に入った所だろう!
お前たち、美しい木々よ!
あたしはお前たち1本1本を愛している友達なのよ。」
【「アンの青春」 第10章】
この径が、銀杏の落葉の絨毯で、すっかり敷き詰められる頃・・。
今年こそ、ここに出掛けて来ようと、決意を新たにした次第です。