【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

黄色い蝶

2008-03-02 20:02:07 | 香る庭の花綴り




   だんだん夜明けが
  早くなりました。

   南の空には、
  細い三日月の有明の月が・・。

   昨夜は、うっかりして
  その月は、見逃してしまって。

   先日同様、有明の月も優しく
  微笑んでくれていました。

   満月もいいけれど、
  三日月も趣があっていいですね。

   しかも欠け行く月には、
  何とも言えない風情があります。

   月と言えば、やはり 『アンの世界』  ですね。
  ここでは至る所に、その描写が散りばめられており、
  枚挙に暇(いとま)がありません。

   


   “・・・木戸の向こうは両側に樺が立ち並ぶ小径で、
  霜の降りた木々が月光を受けて銀色金色に輝いている。・・”

                                         【「アンの友達」 5.】

   “・・二人の行く手は小径が切れて牧場が開け、
  澄んだ湖水のようなサフラン色の空が、
  二人の立っている木陰におぼろな光を投げていた。
  頭上には銀の蛮刀のように輝く新月が掛かっていた。・・”
        
                                      【「アンをめぐる人々」 9.】

   


   さて、冒頭の写真。
  水仙は、水に映った綺麗な花の姿が仙人のようだ・・
  という事からその名が付けられたとか。

   所謂、「仙人は、天にあると天仙、
  地にあるを地仙、水にあるを水仙」
     
  ~と言う、中国の古典に由来するそうです。

   花言葉としては、「自惚れ」、「自己愛」・・
  と、言ったものが良く知られています。

   そして、ギリシャ神話のナルシサスが、
  泉に映った自分の姿に恋をし、見つめ続けていると1輪の花になった・・
  この話も、つとに有名ですね。「ナルシスト」 の語源になったようです。

   花言葉は他にも、「詩人の心」、「思い出」、「優しい記憶」
  と言ったものもあります。個人的には、こちらの方が好きです。

   「水仙の 香やこぼれても 雲の上」  
                                   ~加賀千代女