【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

「木の芽春雨」 の一日

2008-03-14 16:21:39 | 路傍の花~道草


   今朝は、久し振りの雨音で、
  目覚めました。

   梅の花が満開となり、
  昨日は、今年初めて沈丁花の
  甘い香りを嗅ぎました。

   一雨ごとに暖かくなる3月の雨。
  この雨は花芽を育て、草木を潤す
  事から 「春の雨は花の父母」 と、
  呼ばれているそうです。

   エジプトのように雨の少ない国では
  「植物が食事をしている」 と表現されているとか。

   いかに雨が貴重かという事でしょう。今頃の雨が、「木の芽起こし」
  「木の芽春雨」 と呼ばれる所以 (ゆえん) ですね。

  “ 『道を辿る』 と、いう文句は滑らかに思えるので、
  出来るだけ使っております。”
                  【「アンの幸福」 6.】

 


   昨日は梅日和の中、
  久し振りに道を辿ってみました。

   私もアン同様、
  “辿る” という言葉は大好きです。

   余談ですが後、“綴る”、“紡ぐ”も。
  この三つは、出来るだけ使っております。
  (少々、アン風に・・)

   こちらの写真は、昔ながらの日本家屋が、 
  建ち並ぶ地域です。

   車が1台通ればやっとという狭い「道」、「径」。
  所謂(いわゆる)、路地ですね。

   でも最近、なぜかこんな通りが、
  無性に懐かしく、敢えて、こんな通りを選んで・・
  道を辿っている私がいます。

   道幅の狭さは、人間が主役だからなのでしょう。
  車と言えば、せいぜい自転車や、リヤカー? だった頃の名残り・・。
 
   各家々の敷地は広いのですが、お隣同士が門を閉ざしてはいません。
  調味料さえも、貸し借りした頃の? 名残りを感じないでもありません。
  兎にも角にも、昭和を感じる場所です。

   ただ、午後1時過ぎという時間帯も関係あるのかも知れませんが、
  子供の姿がありません。と言うより、全く人に会いません。

   外見は、昭和そのものですが、中身はいつの間にか、
  平成の時代に移行して行って、いるのですね。
  当然と言えば当然なのですが、何だか淋しい気がします。