

今日も、概ね晴れの
天気となりました。
昨日同様、
夜のうちに雨が
降ったようです。
葉っぱに水滴を受けて
木や草花もキラキラと
輝いています。
雨上がりの植物って、
活き々として瑞々しくて、
ハッとする程、美しいですね。
しばし、見とれていたものです。
ところで我家からは幸い、明け行く
夜明けの空を見渡す事が出来ます。
その空も、秋から冬は刻々と変わりますが、
春から夏になると・・途端に、穏やかになるから不思議です。
と言えば、聞こえはいいのですが、
所謂(いわゆる)変化のない空。
そうなれば現金なもので、朝の空の写真も、
自ずから減ってしまうという訳です。
とは言っても、日本の夜明けの空ほど、
表情の豊かな国は、ないそうですが・・。
さて、前置きはこの位にして。
その一連の、夜明けの空の名称は、
暁 → 東雲 → 曙 → 朝ぼらけ → 朝 と移り変わるそうです。
暁 は、夜明け直前の、まだ暗い頃。
東雲 は、東の空に明るさが僅かに動く頃であり、
次第に明け行く空は、曙。
そして、仄かに明るくなった空を 朝ぼらけ。
朝 で、すっかり夜が明けるという訳です。
それにしても、夜が明けるまでに、
これだけの言葉を持つ日本という国。
最近、あまりいい話題がありませんが、
素晴らしいと思いませんか?
昔から明け行く空を眺め、人それぞれ、
様々な感情が行き交った事でしょう。
落ち込んでいた人が、その空を見て、
どれだけの勇気や希望を貰った事でしょう。
喜びも悲しみも、全て包み込んでくれる空。
どんなに暗闇でも、夜明けは必ずやって来るのですものね。

リラ版 「風の鈴」。
あまりにもの可愛らしさに、
手元に置きたくて手折って来ました。
花入れは、薩摩切子のぐい呑みが、
丁度良い大きさです。
ところが・・この花には、
何と香りがあったのです。
こんなに・・か細くて、
繊細で、小さな小さな花に・・。
又々、尋ねてしまいそうです。
「あなたのお名前は・・?」 と・・。