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今日は早くも真珠色の空になりました。
気温も低め。長袖でも寒い位です。
それにしても・・。
昨夜の満月(十六夜)の美しかったこと!
雲一つない空に、白い月が冴え冴えと
輝いていました。
一昨日の雲間の月と、昨夜の透明な月。
それぞれ異なる、趣のある月を両方見ることが出来て幸せです。
このようなお月見、江戸時代などは特に盛んだったようですね。
月を愛(め)でる宴(うたげ)を開き、お客を招くのだそうです。
何と風流で贅沢な遊びなのでしょう。さすが江戸人!
そして興が乗った所で、ここに集(つど)っている方たちは、
それこそ、“ここで一句・・” ~なんて。
筆を取り、水茎麗しい文字で、さらさらと短冊に詠んだ歌をしたためるのでしょう・・。
「粋人」・・今では死語になりつつある言葉ですが、ふとそんな言葉を連想します。
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さて、話は本題に。
つい先日、“トレーに描くのは、もう終わり” と、申し上げたばかりですね。
その舌の根も乾かないうちに、4度目のトレーの登場となりました。
実は、このトレーの存在をコロッと忘れていたのです。
ひょんな所からひょっこり出て来て・・。
素材は勿論、木。
しかも周りを籐で編んであって私自身、結構気に入ってもいたのです。
となりますと・・そのまま描けます。
という訳で今回は、地を塗り潰す事なく、
その素材を活かして又々、薔薇を描いてみました。
薔薇の色を少し変えただけですが、地色で全体の受ける印象も、
少しばかり変わったのでは・・と思います。
このトレー、同じ物がもう1枚ありますので、今度は薔薇以外で・・と思っています。
ところで、浅いこのトレーは、ランチョンマットとしても利用出来ますね。
お昼など1人の食事の時、これに食事を並べ、
終わるとそのまま流しに直行出来るというものです。
そうそう、トレーも兼ねていれば、外での食事にもぴったりです。
意外に役に立ちそうです。