【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

菊、この素晴らしき薬効

2009-10-26 16:38:38 | ハーブと香り雑学

【インウォールクラータ】

   しとしと降る、雨で始まった週初めの今日。随分、久し振りのような気がします。
  その雨も、午前 9時頃には一旦やみましたが、その後、降ったりやんだりしています。

   これで金木犀も、いよいよ終焉を迎えるのでしょうね。
  思いもかけず、今年は 2度も楽しませてくれ、“どうも、ご苦労さま” の心境です。
  でも、こうして・・又、大切なものが一つ去って行きました・・。

   ところで冒頭の写真。
  セージが思いの外、ぐんぐん背丈を伸ばし、
  インウォールクラータの存在が薄くなった事は、以前にも記したような気がします。
  
   ふと気が付けば・・。
  今度は、そのインウォールクラータが、“私を見て!” と言わんばかりに、
  大きくなって登場。セージの傍らで、着々とこの日を待っていたのでしょう。
   
   このインウォールクラータ、数こそセージに比べれば少ないですが、
  両雄並び立って欲しいものです。
  
   しかしながら・・去るものがあれば、こうして来るものがあり・・。
  世の中、なかなか捨てたものではありませんね。

     さて、本題に入ります。
    秋と言いますと、“菊” ですね。

     日本では、菊の展覧会や菊人形がお馴染みです。
    その菊が愛されて来たのは、平安時代から。

     『万葉集』 には一首もない菊の歌が、
    『源氏物語』 には20回も登場するのをみても、
    平安貴族が、どれだけ菊を愛したか想像出来ますね。

     平安貴族は、カンファー (樟脳)の香りに薬効を感じたと言います。
    花が美しいので、いつしか観賞用になったそうですが、
    元々、中国から薬用として伝わり、どの菊も食する事が出来るそうです。

     東北地方で栽培されている、阿房宮あぼうぎゅう という品種は、
    菊海苔として供されるそうです。

     最近では他にも、ピンクの 「もってのほか」 とも呼ばれる、「延命楽」 や、
    黄色の 「早生唐松」 などが、食用として栽培されているようです。
    
     こちらにも、温かいコメントを下さっている、
    【青い森からさん】 も、この食用菊の記事を既にお書きです。

     その薬理作用は、頭痛、眼病、高血圧などに有効。
    そう言えば、除虫菊 は、蚊の退治用として有名ですものね。
    
     その菊について、こちらでも何度か紹介しています、
    私の愛読書、『素敵なあなたに』 にも、
    “食する菊” に関する記述がありました。次に抜粋して記して置きます。         

【紫の菊】 
 いつか、珍しい紫色の菊の花のお浸しをご馳走になりました。
白地の小鉢に盛って出された時、思わず、綺麗と感心しましたが、
紫の菊の花が食べられるのかしらと、ちょっと心配になっていました。
 
 「とても美味しいですよ、召し上がってごらんなさい」 と、
勧められるままに、恐る恐る口に入れてみましたところ、
本当に美味しいものでした。

 香りが良くて、シャキシャキして、何とも言えない甘みがあって、
食用菊よりも、ずっと美味しいと思いました。   ・・・略・・・

 早速、やってみました。
一つ思い違いしていた事は、ゆがいてしまうとカサが少なくなって、
ほんのちょっとになってしまいましたから、美味しいけれど、
これは随分贅沢なご馳走です。