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今朝も少々、
もやっていましたが、日本晴れ。
おまけに暖かいのも同じです。
庭には見慣れぬ黒い蝶も飛来。
残念ながら止まってくれません。
どうやら嫌われてしまったようです。
こんな日は家にじっとしているのも、
勿体ないですね。
散歩がてら・・
最近は、とんと、ご無沙汰している、
スーパーまで出掛けてみる事にしました。偶(たま)には徒歩で。
実は、そこのスーパーで、今日1日限りの特別価格奉仕品の中に欲しい物がありましたから。
と言っても相当安いのか、ネットでは既に完売。売れていたら仕方ありません。(大丈夫でした)
幸いな事に、そこに行くには味わいのある、昔ながらの街並みを通ります。
久し振りですので、それも楽しみです。
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こんな大きな木と共存共栄して
いらっしゃいます。
勿論、こちらの公孫樹(イチョウ)の木も。
ご覧の通り相当な大木で、天上高く伸び、
手も四方八方に思い切り大きく、
広げています。
この辺りの径は、
人一人通れば良い位の細い路地ですが、
庭は公園のように広いものです。
葉っぱは、
まだ黄色にはなっていませんね。
10月も終わりだと言いますのに、
今日は、暖かいを通り越して、
何と夏日だったそうです。
この木の下に来ますと、
さわさわと葉ずれの音。
ちょっぴり汗ばんだ身体には妙に心地良く、ほっと一息したものです。
ただ地面には驚くほど多くの銀杏(ギンナン)が落下していて・・。
踏みつけられ、悪臭も・・。
それにしても、杏(あんず)に似た、この銀杏が良い香りでしたらいいですのに。
なかなか上手く行かないものですね。
そうそう、この銀杏(ギンナン)。
公孫樹(イチョウ)は植えても、銀杏が実るのは孫の代になってからだそうです。
スケールの大層、大きな木なのですね。
そして、このお宅も何代も続いている、お宅なのでしょう。
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菫色の黄昏の空には早くも、
その白い月が輝いていました。
気候は夏日でも、季節は秋。
秋の日は釣瓶落としです。
でも、まだまだ暗くはありません。
そう、「薄暮」。
「暗くはありませんわ・・・
薄暮 ですのよ・・・
光と闇の恋愛結婚が行われ、
その子孫の美しい事と言ったらありませんわ」
【「炉辺荘のアン」 第13章】