「今日は お茶はこっちの部屋で 頂く事にしましょう」 こう言うと先に立って奥のドアから、 彼女の見た事のない、新しい部屋に案内した。 それは派手やかな更紗の布を張った椅子の 置かれている、いかにも心地良げな部屋で、 あちこちに花が飾られ、 陽が一杯に差し込んでいた。 【A・クリスティー作 「娘は娘」】 |
昨日以上に冷えた今朝は、昨日とは打って変わって
雲一つない快晴となりました。
360度、青 ― 青 ― 青の世界です。となりますと・・。
今日は太陽が一杯!!
お部屋の中も朝の気温が嘘のように上昇しています。
そして1歩庭に出れば、ついこの間まではパンジーだけしか
花らしい花はありませんでしたのに、青、ピンク、黄、白・・
いつの間に本当に、いつの間に・・と、びっくりするほど多彩な色に溢れています。
さて、春らしい陽気に包まれた今日。
上記のように、「お茶は、こっちの部屋で・・」
という訳には行かないまでも、テーブルクロスは野の色、若草色に。
プラス、レースに変えてみました。いつもよりちょっとドレスアップ。
庭からは昨日の水仙に加えて、ピンクのヒマラヤ雪の下を。
花は人を優しくしてくれますね。
そんな、すっかり春めいた部屋。
『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』
開店です。
テーブルは、やはり思い切り
窓辺がいいですね。
「チュン、チュン、チュチュッ・・」
“アラッ、小鳥が・・”
かと思えば、
ス~ッと目の前を1匹の白い猫・・。
窓辺は色々、賑やかです。
今日もカップは花柄で。花のカップは春にピッタリですね。
そんな時、何気なく付けていたテレビから聞こえて来た声。
「優しいのね、お茶を淹れる音って・・」
思わず、ハッとして画面を見つめたものです。
そこには今より遥かに若い、大写しの女優の顔。
再放送の昔のドラマの一駒です。