【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

揺れるレースの窓辺にて

2011-04-04 15:53:25 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編


 「今日は お茶はこっちの部屋で
頂く事にしましょう」
こう言うと先に立って奥のドアから、
彼女の見た事のない、新しい部屋に案内した。
それは派手やかな更紗さらさの布を張った椅子の
置かれている、いかにも心地良げな部屋で、
あちこちに花が飾られ、
陽が一杯に差し込んでいた。
               【A・クリスティー作 「娘は娘」】 

   
   昨日以上に冷えた今朝は、昨日とは打って変わって
  雲一つない快晴となりました。
  360度、青 ― 青 ― 青の世界です。となりますと・・。

   今日は太陽が一杯!!
  お部屋の中も朝の気温が嘘のように上昇しています。

   そして1歩庭に出れば、ついこの間まではパンジーだけしか
  花らしい花はありませんでしたのに、青、ピンク、黄、白・・
  いつの間に本当に、いつの間に・・と、びっくりするほど多彩な色に溢れています。



     さて、春らしい陽気に包まれた今日。
    上記のように、「お茶は、こっちの部屋で・・」
    という訳には行かないまでも、テーブルクロスは野の色、若草色に。
    
     プラス、レースに変えてみました。いつもよりちょっとドレスアップ。
    庭からは昨日の水仙に加えて、ピンクのヒマラヤ雪の下を。
    花は人を優しくしてくれますね。

   そんな、すっかり春めいた部屋。
  『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』
  開店です。

   テーブルは、やはり思い切り
  窓辺がいいですね。

   「チュン、チュン、チュチュッ・・」
  “アラッ、小鳥が・・”
  
   かと思えば、
  ス~ッと目の前を1匹の白い猫・・。
  窓辺は色々、賑やかです。

   今日もカップは花柄で。花のカップは春にピッタリですね。
  そんな時、何気なく付けていたテレビから聞こえて来た声。
  「優しいのね、お茶を淹れる音って・・」  
  
   思わず、ハッとして画面を見つめたものです。
  そこには今より遥かに若い、大写しの女優の顔。
  再放送の昔のドラマの一駒です。